【注目】日銀、来週の決定会合で利上げとの観測が伝わる　３０年ぶりの高水準　

　日銀が来週の１８、１９日に開催する金融政策決定会合で政策金利の引き上げに向け調整に入ったと伝わっている。共同通信が伝えた。０．２５％引き上げて０．７５％程度にする見通し。１９９５年９月以来３０年ぶりの高水準となる。

　物価高騰が続くリスクに対応し、緩和的な金融政策を調節する。利上げは今年１月の会合以来。

　日銀が来週１５日に公表する１２月の短観で、米国の高関税政策の影響が限定的であることや、来年の春闘に向けた企業の賃上げ姿勢などを確認した上で最終的に判断するという。

　政府も利上げを容認する方向だという。為替市場で円安が進み、輸入する食料やエネルギーなどの価格が高止まりし、物価高が長引いている。利上げで日米の金利差が縮小することで円高に転じれば、輸入物価が抑えられる可能性がある。

株探ニュース