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【注目】AIに失望でも、米企業業績へのリスクは限定的との指摘も

 ストラテジストは、AI関連投資で失望があったとしても、S&P500企業の業績へのリスクは限定的だと指摘している。需要が供給を上回っていることから、AIは投資テーマとして確かな基盤にあると指摘。大手IT・ハイテク企業の売上高に対する設備投資比率には過熱感が出ているものの、2000年のITバブル期の水準には遠く及ばないという。

 仮に今後2年間でデータセンター向け設備投資が前年比30%増ではなく、20%減少したとしても、2026年のS&P500企業の1株利益への影響は3-4%程度の押し下げに留まるとの試算を示した。

 一方、株価のバリュエーションへの影響は大きく、10-13%の下落につながる可能性があるとも警告した。

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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