【注目】ＯＰＥＣプラス、７月も増産を検討と伝わる

　ＯＰＥＣプラスは、７月も増産について協議を進めており、来月１日の会合で決定する見通しだという。ブルームバーグが関係者の話として伝えた。実現すれば３カ月連続の増産となる。７月は日量４１万１０００バレルの増産が検討されており、これは当初計画の３倍に相当する。

　ＯＰＥＣプラスは５、６月も日量４１万１０００バレルの増産を発表し、これは現在のＯＰＥＣプラスの生産量のおよそ１％に当たる。

　ＯＰＥＣプラスは供給増は需要に対応するためだと主張するが、当局者らは非公式の場では、過剰生産を行う参加国に対する締め付けや、トランプ大統領への配慮など、多くの要因が背景にあると指摘する。

　ＯＰＥＣプラスの主要８カ国が６月１日にビデオ会議を開催し、７月の生産水準を決定する。また５月２８日には全２２カ国による一連のオンライン会合が予定され、２０２５、２６年の基準となる生産枠について検討する機会が設けられる。


株探ニュース