【市況】3月26日のNY為替概況

26日のニューヨーク外為市場でドル・円は150円11銭から150円75銭まで上昇し、引けた。
米2月耐久財受注が予想を上回り景気見通しが改善し、長期金利上昇に伴うドル買いが優勢となった。その後、米トランプ大統領が26日中に自動車関税を発表するとの報道で伸び悩んだ。
ユーロ・ドルは1.0795ドルから1.0752ドルまで下落し、引けた。トランプ政権の相互関税が警戒された程厳しいものにならないとの思惑にユーロ買いが一時強まったのち、自動車関税への警戒感にユーロが売り戻された。
ユーロ・円は162円61銭まで上昇後、161円64銭まで下落した。米トランプ政権による緩和的な関税期待にリスク選好の動きが優勢となったのち、自動車関税を警戒した株安に連れ、リスク回避の円買いが強まった。
ポンド・ドルは1.2910ドルから1.2875ドルまで下落。
ドル・スイスは0.8831フランへ弱含んだのち、0.8851フランまで上昇した。
[経済指標]
・米・2月耐久財受注速報値:前月比+0.9%(予想:-1.0%、1月:+3.3%←+3.2%)
・米・2月耐久財受注(輸送用機器除く)速報値:前月比+0.7%(予想:+0.2%、1月:+0.1%)
・米・2月製造業出荷・資本財(航空機を除く非国防)速報値:前月比+0.9%(予想:+0.2%、1月:-0.2%←―0.3%)
《KY》
提供:フィスコ