【注目】ドル安で米株に資金回帰との見方も マグ7は底打ちの兆候
米大手証券のストラテジストによると、このところのドル安が米企業の見通しを改善させ、今年に入り世界的に進んでいる大規模な米株からの資金流出を反転させる可能性があると指摘している。
S&P500は今月、2月高値から10%余り下落し、テクニカルな調整局面に入った。その後、緩やかに回復しているものの年初来では依然として3.6%のマイナスとなっている。これに対し、欧州株の代表的な株価指数であるストックス欧州600は8%を超える上昇となっている。
しかし、同ストラテジストは、近い将来から中期的な期間にこの流れが変わる可能性があると指摘。世界的な先進国の株価に対する相対的なパフォーマンスが米国株に有利に動く可能性があるとし、ドル安によって米国への資本還流が促され、米企業の見通し修正にとって追い風になるとの見方を示した。
米株安の要因として、米企業収益に対する悲観的な見通しがあり、年初からのアナリストの投資判断引き下げは引き上げよりも多い。しかし、同ストラテジストによると、この傾向にもすでに変化の兆しが見られるという。
また、昨年の株高をけん引したマグニフィセント7の調整も既に底を打ち、米国への資金流入を促す可能性があるとも述べている。海外の株式市場に資金が流出した理由の1つは、米株式市場の優秀な先頭集団のパフォーマンスが低下し始めたことで、このグループが相対的な強さを回復すれば、物色の矛先が再び米国へと戻るという。
株探ニュース
S&P500は今月、2月高値から10%余り下落し、テクニカルな調整局面に入った。その後、緩やかに回復しているものの年初来では依然として3.6%のマイナスとなっている。これに対し、欧州株の代表的な株価指数であるストックス欧州600は8%を超える上昇となっている。
しかし、同ストラテジストは、近い将来から中期的な期間にこの流れが変わる可能性があると指摘。世界的な先進国の株価に対する相対的なパフォーマンスが米国株に有利に動く可能性があるとし、ドル安によって米国への資本還流が促され、米企業の見通し修正にとって追い風になるとの見方を示した。
米株安の要因として、米企業収益に対する悲観的な見通しがあり、年初からのアナリストの投資判断引き下げは引き上げよりも多い。しかし、同ストラテジストによると、この傾向にもすでに変化の兆しが見られるという。
また、昨年の株高をけん引したマグニフィセント7の調整も既に底を打ち、米国への資金流入を促す可能性があるとも述べている。海外の株式市場に資金が流出した理由の1つは、米株式市場の優秀な先頭集団のパフォーマンスが低下し始めたことで、このグループが相対的な強さを回復すれば、物色の矛先が再び米国へと戻るという。
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