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【材料】ビアサット、アナリストが投資判断を「買い」に引き上げ=米国株個別

(NY時間09:54)(日本時間22:54)
ビアサット<VSAT> 10.64(+0.86 +8.75%)

 アナリストが衛星通信のビアサット<VSAT>の投資判断を「買い」に引き上げ、目標株価も従来の13ドルから15ドルに引き上げた。今後数カ月間に成長する可能性があるという。同社はマスク氏のスターリンクと競合する。

 スターリンクからの圧力という観点からは、同社の中核となる通信サービス事業は長期的な懸念が残るが、資産の収益化を通じてバランスシートの負債を大幅に削減することで、株式価値を創造する道は複数ある」と述べている。

 具体的にLバンド周波数帯を収益化することで利益を得るチャンスがあると考えているという。Lバンド周波数帯は、雨によるフェード現象回避などの信頼性と、小型アンテナで広範囲をカバーできる多用途性が魅力的だという。

 また、防衛と先端技術(DAT)の資産を売却する機会もあるとも指摘。スピンオフの場合、クラトス<KTOS>やカナダのカーミン社などの防衛技術の公開企業が実質的に高いEBITDA倍率で取引されていることから、DATは長期的に単独で遥かに高いバリュエーションを得ることができるという。単独で上場した場合、倍率は10倍台前半になると考えているとも述べた。

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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