【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(3):i3、Gunosy、共和電

アイキューブドシステムズ<4495>が3連騰。19日の取引終了後、25年6月末時点の株主から株主優待制度を導入すると発表したことが好感された。毎年6月末日、12月末日時点で1単元(100株)以上を保有する株主を対象に、保有株数100株以上300株未満の株主にデジタルギフト1000円分、保有株数300株以上の株主に同5000円分をそれぞれ贈呈する。
■Gunosy <6047> 659円 +77 円 (+13.2%) 本日終値 東証プライム 上昇率トップ
Gunosy<6047>が急反発。19日の取引終了後、25年5月期の期末配当予想を無配から18円30銭に増額修正したことが好感された。株主還元方針を変更し、連結株主資本に対する3%以上の配当を安定的に実施するほか、1株当たり純利益及び連結自己資本利益率(ROE)の継続的な向上に向けて自社株の取得も適切に組み合わせて株主還元を行うとしたことが要因。なお、同社の初配当となる。
■共和電業 <6853> 484円 +35 円 (+7.8%) 本日終値
共和電業<6853>が急反発。19日の取引終了後に自社株買いを実施すると発表したことが好感された。上限を250万株(発行済み株数の9.17%)、または10億円としており、取得期間は3月21日から12月31日まで。株主還元の充実や資本効率の向上を目的としている。
■長栄 <2993> 2,290円 +156 円 (+7.3%) 本日終値
長栄<2993>が大幅続伸。19日の取引終了後、25年3月期の期末一括配当予想を90円から125円へ増額修正したことが好感された。普通配当90円に加えて特別配当35円を実施する。なお、前期実績(107円)に対しては18円の増配になる。
■JDSC <4418> 845円 +41 円 (+5.1%) 本日終値
JDSC<4418>が反発。19日の取引終了後に自社株買いを実施すると発表したことが好感された。上限を39万株(発行済み株数の2.82%)、または2億円としており、取得期間は3月21日から来年3月20日まで。経営環境に応じた機動的な資本政策の遂行やM&Aにおける活用などを目的としている。
■ホープ <6195> 207円 +8 円 (+4.0%) 一時ストップ高 本日終値
ホープ<6195>は一時ストップ高。午前10時ごろ、子会社ジチタイアドが三井住友銀行、チェンジホールディングス<3962>の2社と協力し、企業版ふるさと納税支援サービスを提供すると発表。これが材料視された。今回、三井住友銀行とチェンジHDが地域活性化への貢献を目的とした業務提携契約を締結するにあたり、企業と自治体の企業版ふるさと納税のニーズに応えるマッチング業務を開始することになったため、三井住友銀行とジチタイアドとの間でも業務提携してサービスを提供するという。それぞれの強みを生かし、地域の活性化と企業の社会貢献を促進するとしている。
■ジーネクスト <4179> 421円 +16 円 (+4.0%) 本日終値
ジーネクスト<4179>が後場一段高。午前11時30分ごろ、シンガポールのONFET社及びOIO Holdings社とONFETのブロックチェーンインフラソリューション「TSURU」を活用したセキュア環境での顧客情報の共有を実現する「Discoveriez Credit Database(仮)」のリリースに向けて業務提携に関し基本合意したと発表しており、好材料視された。ブロックチェーン技術を活用した顧客情報与信管理サービスを開発することが目的で、各社の技術を統合し、顧客情報の管理と与信評価を効率化するサービスを提供するという。また、提供するサービスを通じて、より多くの企業にアプローチし、日本だけではなくAPACも含めて、顧客基盤を広げることを目指すとしている。
■スリーエフ <7544> 448円 +17 円 (+3.9%) 本日終値
スリーエフ<7544>が上げ幅を拡大。午後2時ごろ、集計中の25年2月期連結業績について、売上高が従来予想の138億円から139億1600万円(前の期比0.4%増)へ、営業利益が9億1000万円から9億9700万円(同9.7%増)へ、純利益が2億2000万円から2億8900万円(同33.2%増)へ上振れて着地したようだと発表しており、好材料視された。今年2月に実施したローソンチェーンの販売促進企画が高い評価を受けたほか、雨が少なかったこともあって想定以上の売り上げ、客数となり、加盟店からのロイヤルティー収入が予想よりも増加したことが要因という。また、昨年2月に発生した店舗火災による利益減少分の一部が保険金として入金されたことで、3700万円を特別利益に計上した。
■名古屋電機工業 <6797> 2,300円 +70 円 (+3.1%) 本日終値
名古屋電機工業<6797>が5連騰。同社は前営業日の19日取引終了後、配当予想の増額修正を発表し、好感されたようだ。25年3月期の期末一括配当予想を従来の見通しから10円増額して85円(前期比15円増配)に引き上げた。今期の業績動向や将来の事業展開を踏まえて増額修正を決めた。
■プロシップ <3763> 1,805円 +54 円 (+3.1%) 本日終値
プロシップ<3763>が大幅反発。午前10時ごろ、25年3月期の連結業績予想について、売上高を73億円から74億円(前期比8.6%増)へ、営業利益を19億円から21億円(同28.7%増)へ、純利益を14億円から15億5000万円(同14.9%増)へ上方修正し、あわせて期末一括配当予想を52円から55円へ引き上げたことが好感された。第4四半期において案件密度が高まり、仕掛案件の検収やインフラ業界向け大型案件の進捗などによる売り上げ計上額が予想を上回る見通しとなったことが要因としている。また、昨年12月にリリースした新リース会計基準対応のSaaSソリューション「ProPlus+」の開発が計画内で効率的に進捗したことなどで販管費の抑制に成功していることも寄与する。
●ストップ高銘柄
ディーエムエス <9782> 2,870円 +500 円 (+21.1%) ストップ高 本日終値
ペルセウス <4882> 1,034円 +150 円 (+17.0%) ストップ高 本日終値
など、3銘柄
●ストップ安銘柄
なし
株探ニュース