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【注目】このあとカナダ中銀 関税に絡んで利下げが見込まれる 更なる早期利下げの可能性も強調するか注目

*カナダ中銀政策金利 22:45
予想 2.75% 前回 3.00%

 このあと日本時間22時45分にカナダ中銀が金融政策委員会の結果を公表する。0.25%ポイントの追加利下げが見込まれているが、足元のファンダメンタルズ的には、年初のインフレは落ち着きを見せており、昨年下期のGDPも上振れサプライズを示していた。

 通常であれば据え置きを選択するところではあるが、トランプ関税による貿易戦争の激化が成長と雇用に下振れリスクをもたらしており、カナダ中銀も事前措置を講じるとの見方が有力視されている。

 前日はすぐに撤回されたが、トランプ大統領はカナダの鉄鋼とアルミに50%の関税を課すと述べ、市場を混乱させていた。ただ、従来通りに25%の関税は本日から課している。

 カナダ中銀は、トランプ政権がカナダからの輸入品すべてに25%の関税が1年以上適用された場合、カナダの通年の成長を2.5%ポイント押し下げるとの試算を出していたが、今後も流動的な状況は継続しそうだ。

 市場の一部からは、カナダ中銀が更なる早期利下げの可能性を強調するようであれば、カナダドル売りで反応する可能性も指摘されている。

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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