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【市況】アジア株まちまち、トランプが不安煽る 上海株は下値限定的、全人代支援策期待が支え 

アジア株まちまち、トランプが不安煽る 上海株は下値限定的、全人代支援策期待が支え 
 
東京時間11:08現在
香港ハンセン指数   24020.43(-210.87 -0.87%)
中国上海総合指数  3362.12(-10.43 -0.31%)
台湾加権指数     22441.06(-135.01 -0.60%)
韓国総合株価指数  2577.21(+13.73 +0.54%)
豪ASX200指数    7962.00(+13.83 +0.17%)

アジア株はまちまち。世界的な貿易摩擦激化が懸念されている一方で、中国の大規模支援策への期待が続いている。

トランプ米政権は12日に予定通り鉄鋼・アルミニウム関税を発動すると表明。先週末には中国がカナダに対する報復関税を表明、きょうは米国に対し報復関税を発動する日だ。トランプ発言も市場を不安にさせている。トランプ米大統領は今年の米景気後退を予想しているかとのFOXインタビューの問いに対し、「予測するのは嫌いだ」と回答。リセッションの可能性を否定しなかった。米大統領がリセッションを否定しなかったことで米先行き不安が広がっている。今週も政治的混乱が続く可能性。

先週末に発表された中国2月の消費者物価指数は-0.7%と予想以上のマイナス、13ヵ月ぶりの減少となった。生産者物価指数は29ヵ月連続のマイナスとなった。中国政府は例年よりも早い春節(旧正月)の影響だとしているが、それにしても弱い結果だ。

香港株は続落。アパレルや旅行などの下げが目立つ。ハイテクや通信サービス、不動産の一角も下落している。
上海株も続落。コミュニケーションサービスやハイテク関連が軒並み下落している。一方、素材やエネルギー関連は上昇。

出所:MINKABU PRESS

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