【材料】テスラが下落　１月の欧州での販売台数が４５％急落＝米国株個別

（NY時間14:42）（日本時間04:42）
テスラ<TSLA>　300.76（-29.78　-9.01%）

　テスラ<TSLA>が下落。ライバル自動車メーカーの電気自動車（ＥＶ）に対する需要が増加したにもかかわらず、先月、欧州全域での同社の販売台数が４５％も急落した。欧州自動車工業会（ＡＣＥＡ）の発表によると、１月に欧州大陸で登録した自動車は９９４５台に留まり、前年同月の１万８１６１台から減少した。

　同社は最も人気の高いモデルＹの生産ラインを刷新しており、これが登録台数の減少の一因となっている可能性がある。一部の市場での在庫不足も影響している。

　しかし、ドイツや英国での世論調査によると、欧州ではマスク氏の極端な意見や世界政治への関与も好ましく思われていないようだ。同氏は極右政党を支援し、各地域の現職を攻撃してきた。こうした動きは、トランプ大統領の政策攻勢の重圧が、世界の金融市場にとって耐え難いものになりつつある兆候が現れている中で展開されています。

　また、 テスラによる米国での乗用車ＥＶの市場支配が昨年後退し、ＧＭ<GM>やフォード<F>といった競合他社が２０１７年以来初めて販売台数の過半数を占めた。

　同社は長年、米国のバッテリー電気自動車（ＢＥＶ）販売の半分以上を提供してきた。しかし、昨年のテスラの米国のＢＥＶ市場のシェアは４８％で、２０２３年の５７％、２０２２年の６５％から低下している。

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美


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