【材料】NECが急反発、25年3月期業績予想の上方修正と1株から5株への株式分割を好感
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第3四半期までの業績で、自治体標準化の需要を取り込みガバメントクラウド運用支援サービスの受注が堅調な国内ITサービスや、防衛費増額を背景にした航空宇宙分野を中心に想定以上の進捗となっていることが要因。また、海外におけるデジタル・ガバメント/デジタル・ファイナンス(DGDF)が順調に推移していることも織り込んだ。
同時に発表した第3四半期累計(24年4~12月)決算は、売上高2兆3218億円(前年同期比3.0%減)、営業利益1261億6600万円(同80.7%増)、純利益715億5400万円(同2.1倍)となった。
また、3月31日を基準日として1株を5株に株式分割すると発表しており、これも好材料視されている。投資単位当たりの金額を引き下げることで株式の流動性を高めるとともに、投資家層の更なる拡大を図ることが目的としている。
出所:MINKABU PRESS