【市況】15日の株式相場見通し=反発へ、米金利上昇一服・NYダウ続伸で買い戻し
日経平均 <5分足> 「株探」多機能チャートより
日経平均は前日まで4日続落し、この間の下落幅は1600円超となっている。15日朝方の東京市場では外部環境を踏まえて、主力株を中心に買い戻しが優勢となる見込みだ。一方、日本時間今晩に米12月消費者物価指数(CPI)が発表される予定で、重要指標を見極めたいとの心理が働きやすい。日銀が今月23~24日に開く金融政策決定会合を巡っては、追加利上げが決まる可能性も意識されており、買い戻しが一巡した後は上値の重い展開が続くと想定される。日経平均は取引時間中、3万8500円から3万8800円のレンジで推移する公算が大きい。3万8696円近辺に位置する200日移動平均線を上回って推移できるかが注目点となりそうだ。
14日の米株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比221ドル16セント高の4万2518ドル28セントと続伸。ナスダック総合株価指数は同43.709ポイント安の1万9044.393だった。
日程面では、きょうは国内では12月のマネーストック、11月の特定サービス産業動態統計、12月工作機械受注が公表されるほか、大引け後に12月訪日外客数の発表を控えている。海外では12月の米CPIのほか、1月の米ニューヨーク連銀製造業景気指数、米地区連銀経済報告(ベージュブック)が発表される。
出所:MINKABU PRESS