市場ニュース

戻る
 

【材料】エヌビディアが小幅に4日続伸 トヨタが同社の自動運転向けAI製品を使用=米国株個別

(NY時間09:36)(日本時間23:36)
エヌビディア<NVDA> 150.28(+0.85 +0.57%)

 エヌビディア<NVDA>が小幅に4日続伸。本日のIT・ハイテク株は売りが先行しているものの、同社株はプラス圏で始まっている。ラスベガスで開催中の技術見本市(CES)で、トヨタ自動車が同社の自動運転向けAI製品の顧客になると発表。東京市場でトヨタ株も上昇していたが、エヌビディアもNY市場で上昇している。トヨタはエヌビディア製の半導体製品「ドライブ」とソフトウエアを使用する。

 フアンCEOはまた、ゲーム用PC向けの新たなGPU「GEフォース」シリーズを発表。このGPUシリーズは同社がAIアクセラレーターに使用しているものと同じAI向け次世代半導体「ブラックウェル」設計が採用されているという。

 新たな「GEフォース50」シリーズはブラックウェルの機能を活用し、コンピューターゲーム愛好家によりリアルな体験を提供するという。従来のGPUは画像の各ピクセルの色調を計算することにより画像を作成するが、新たなテクノロジーではAIをより活用し、次のフレームがどのように見えるかを予測する。

 フアンCEOはCESでの講演で「GEフォースはAIを一般大衆に届けることを可能にした」と述べた。新たなGPUシリーズを搭載したノートパソコンはバッテリー寿命も長くなるという。高性能デスクトップパソコンのユーザーはゲームをする際に応答速度を速めるか、リアルな体験を求めるかというトレードオフに常に悩まされてきたが、それが解消されるとした。

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

株探ニュース

株探からのお知らせ

    日経平均