【市況】ユーロドルは軟調 ラガルド総裁の発言は利下げに慎重な要素=NY為替
きょうの為替市場はドル買いがやや優勢となる中、ユーロドルは1.03ドル台での推移となっている。買い戻しの動きも見られ、1.04ドル台に上昇はするものの、21日線が控える1.05ドル付近までの戻りを試そうという気配まではない。引き続き上値が重い印象だ。
ユーロはラガルドECB総裁の発言を消化している。総裁は英FT紙とのインタビューで、ECBは持続的にインフレを2%目標に近づけることに「非常に接近している」と述べていた。ただ、サービスインフレが高止まりしていることを踏まえ、若干の躊躇もあると述べている。
アナリストは、今回のラガルド総裁の発言には利下げに慎重な要素も感じられると指摘。ユーロ圏は米国の貿易関税による打撃に直面しそうだが、力強い賃金上昇が消費とサービスセクターを下支えする可能性があるという。
EUR/USD 1.0394 EUR/JPY 163.33 EUR/GBP 0.8297
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
ユーロはラガルドECB総裁の発言を消化している。総裁は英FT紙とのインタビューで、ECBは持続的にインフレを2%目標に近づけることに「非常に接近している」と述べていた。ただ、サービスインフレが高止まりしていることを踏まえ、若干の躊躇もあると述べている。
アナリストは、今回のラガルド総裁の発言には利下げに慎重な要素も感じられると指摘。ユーロ圏は米国の貿易関税による打撃に直面しそうだが、力強い賃金上昇が消費とサービスセクターを下支えする可能性があるという。
EUR/USD 1.0394 EUR/JPY 163.33 EUR/GBP 0.8297
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美