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【材料】マイネット:営業力、運営力、企画・開発力が強み、業容が整理され大きく飛躍の可能性

マイネット <日足> 「株探」多機能チャートより

マイネット<3928>は、主にオンラインプラットフォームを軸としたゲームタイトルの買収・長期運営を中心としたセカンダリー事業をてがけており、累計運営タイトル数は80本超。セカンダリー事業における営業力、運営力、企画・開発力という強みを背景に、新規事業領域として初期開発、BtoBソリューション(ゲーム)、スポーツDX、BtoBソリューション(異業種)の4つの事業領域も展開している。

2024年12月期の第3四半期(3Q)決算は、累計の売上高で前年同期比0.9%増の6,693百万円、同営業利益で同374.4%増の385百万円と大幅増益を達成した。通期の業績予想は、売上高で前期比10.1%増の9,600百万円、営業利益で同113.6%増の360百万円となっており、既に利益面で超過推移となっているものの、既存/新規両事業共に期末までの各種施策効果が見えた段階で修正開示を予定。

セグメント別の3Qのみ(7-9月期)業績は、セカンダリー事業が売上高で前年同期比1.3%増の1,849百万円、営業利益で同3.3倍増の254百万円となった。運営タイトル群は好調に推移し、期を通してアップサイドを創出している。また、獲得は市況が影響しタイトル単体での獲得から複数のタイトルを束ねた案件へと案件自体が大型化傾向にあり、慎重に獲得候補を検討中だが、これらをチャンス捉え具現化させていくことを目指している状況。新規事業は投資フェーズということもあり、売上高で前年同期比6.1倍の166百万円と大幅に増加しているものの、営業損益は▲178百万円と前年同期の▲69百万円から悪化した。「B.LEAGUE#LIVE」の新シーズン版が過去最高の集客を記録していることと、BtoBソリューション(異業種)ではプロダクト開発も兼ね備えたようなソリューション提供できている。

セカンダリー事業の強みを軸にゲーム周辺の新領域に事業拡大、着実に収益を創出しながら新規事業への投資も継続する。営業力、運営力、企画・開発力を強みに、ここ数年で業容が整理され、大きく飛躍する可能性もある。

《NH》

 提供:フィスコ

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