【市況】日経平均は132円高でスタート、住友不やソシオネクストなどが上昇/寄り付き概況
日経平均 <5分足> 「株探」多機能チャートより
日経平均 : 39589.65 (+132.16)
TOPIX : 2742.39 (+4.06)
[寄り付き概況]
17日の日経平均は132.16円高の39589.65円と3日ぶり反発して取引を開始した。前日16日の米国株式市場はまちまち。ダウ平均は110.58ドル安の43717.48ドル、ナスダックは247.17ポイント高の20173.89で取引を終了した。週半ばに控える連邦公開市場委員会(FOMC)での追加利下げへの期待から寄り付き後、小幅に上昇。12月サービス業PMIが約3年ぶりの高水準と、拡大ペースの加速を示したことが好感され上昇幅を拡大するも、下げが続いているダウ平均の上値は重く、小幅に下落。一方、アップルやグーグルの親会社アルファベット、半導体ブロードコムなどの上昇にけん引されたナスダックは堅調に推移し、過去最高値を更新した。
今日の東京株式市場は買いが先行した。昨日の米株式市場でダウ平均は下落したが、ハイテク株比率が高いナスダック総合指数が1.24%上昇、主要な半導体関連銘柄で構成するフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が2.06%上昇したことが東京市場でハイテク株や半導体関連株の株価を支えた。また、外為市場で1ドル=154円10銭台と引き続き円安・ドル高水準で推移していることが東京市場の輸出株の株価を支える要因となった。一方、昨日の米株式市場でダウ平均が8日続落したことが東京市場の株価の重しとなった。また、海外市場で米長期金利が高止まっていることが東京市場の株価を抑える要因となった。さらに、17-18日のFOMCや18-19日の日銀金融政策決定会合の結果を見極めたいとして積極的な買いを見送る向きもあったが、寄付き段階では買いが優勢だった。今日はリスキル<291A>が東証グロースに、黒田グループが<287A>が東証スタンダードにそれぞれ上場した。
セクター別では、その他製品、海運業、電気機器、情報・通信業、不動産業などが値上がり率上位、サービス業、証券商品先物、倉庫運輸関連、石油石炭製品、水産・農林業などが値下がり率上位に並んでいる。東証プライムの売買代金上位では、住友不<8830>、ソシオネクスト<6526>、ソフトバンクG<9984>、IHI<7013>、日立<6501>、フジクラ<5803>、中外薬<4519>、サンリオ<8136>、川崎重<7012>、三菱重<7011>、ディスコ<6146>、HOYA<7741>、アドバンテスト<6857>などが上昇。他方、SHIFT<3697>、アステラス薬<4503>、東京メトロ<9023>、関西電<9503>、リクルートHD<6098>、ブリヂストン<5108>、三井物<8031>、日産自<7201>、ヒューリック<3003>、三菱UFJ<8306>、ファーストリテ<9983>、すかいらーく<3197>などが下落している。
《CS》
提供:フィスコ