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【注目】前日に「売られた株!」総ザライ ―本日への影響は?―

ヤーマン <日足> 「株探」多機能チャートより

■ヤーマン <6630>  720円 (-69円、-8.8%)

 東証プライムの下落率4位。ヤーマン <6630> [東証P]が5日ぶり急反落。前週末13日取引終了後、5-10月期連結決算を発表。売上高が前年同期比32.4%減の127億1800万円、営業利益が同71.3%減の6億4300万円だった。海外部門で中国国内の消費回復の遅れの影響を受けたことが要因。これを嫌気した売りが先行した。

■JALCO <6625>  382円 (-36円、-8.6%)

 JALCOホールディングス <6625> [東証S]が急落。前週末13日取引終了後、265万8100株の第三者割当増資を実施すると発表した。発行価額は376円20銭。これにより調達する資金約9億6000万円(手取り概算額)は賃貸用不動産の取得に充てる。1株利益の希薄化を懸念した売りが広がった。

■アスクル <2678>  1,740円 (-150円、-7.9%)

 東証プライムの下落率6位。アスクル <2678> [東証P]が3日ぶり急反落。前週末13日の取引終了後に発表した第2四半期累計(5月21日-11月20日)連結決算が、売上高2379億3200万円(前年同期比2.9%増)、営業利益60億2800万円(同16.8%減)、純利益37億3900万円(同19.4%減)と2ケタ減益となったことが嫌気された。ASKUL事業で断続的な値上げや1回の注文につき配送料が無料になる配送バーの改定などで顧客数が減少したものの、中堅大企業向け売上高が堅調に推移し売上高は伸長した。ただ、為替影響による売上総利益率の低下や26年5月期期初に稼働予定の「ASKUL関東DC」に係る地代家賃の固定費の増加などが響き減益となった。なお、25年5月期通期業績予想は、売上高5000億円(前期比6.0%増)、営業利益180億円(同6.2%増)、純利益112億円(同41.5%減)の従来見通しを据え置いている。

■正栄食 <8079>  4,030円 (-325円、-7.5%)

 東証プライムの下落率7位。正栄食品工業 <8079> [東証P]が続急落。同社は12月13日大引け後(15:30)に決算を発表、24年10月期の連結経常利益は前の期比19.7%増の49.5億円に伸びたが、25年10月期は前期比9.1%減の45億円に減る見通しとなったことで嫌気されたようだ。

■アストロHD <186A>  774円 (-45円、-5.5%)

 アストロスケールホールディングス <186A> [東証G]が続急落。前週末13日取引終了後、25年4月期のプロジェクト収益予想を180億円から120億円(前期46億6700万円)へ下方修正すると発表した。これが売り材料視された。未契約大型案件の契約締結時期が当初想定より遅延するため。これまで非開示としていた通期の売上高は80億円(前期比2.8倍)、営業損益は170億円の赤字(前期115億5500万円の赤字)の見通しとした。

※16日の下落率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋

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