【市況】ダウ平均は8日続落の一方、ナスダックは上昇 IT・ハイテク株中心の動きに戻る=米国株序盤
NY株式16日(NY時間12:59)(日本時間02:59)
ダウ平均 43772.67(-55.39 -0.13%)
S&P500 6078.99(+27.90 +0.46%)
ナスダック 20152.56(+225.84 +1.13%)
CME日経平均先物 39830(大証終比:+370 +0.93%)
きょうのNY株式市場、ダウ平均は小幅に8日続落の一方、ナスダックは上昇。トランプ氏が11月の大統領選で勝利して以降、米株式市場は幅広い銘柄に物色の矛先が広がっていたが、ここ数日は従来のIT・ハイテク株中心の動きに戻っている。一部からは「幅広い買いは少しずつ消えつつあるようで、物色は一部の銘柄に集中している。それがいつまで続くかはわからないが、少なくとも年末まではこの傾向が続く可能性がある」との声も聞かれた。
今週は18日に年内最後のFOMCの結果が発表され最注目となるが、週前半はその結果待ちの雰囲気が広まりそうだ。市場では、米雇用統計で失業率が4.2%に上昇していたこともあり、0.25%ポイントの利下げを確実視している。
一方、11月の米消費者物価指数(CPI)は予想以上ではなかったもののインフレの粘着性が示されていた中で、市場は来年のヒントを探っている。今回のFOMCは政策委員の金利見通し(ドット・プロット)も公表されるが、来年のFRBは潜在的なインフレ再上昇のリスクを懸念する可能性があり、1月または3月に利下げを一旦止める可能性があるとの見方も出ている。
短期金融市場では来年の利下げ期待の織り込みを、5月か6月に1回、その後は来年末までにあと1回の計2回に留めている状況。ドット・プロットが来年の見通しをどう示すか注目される。
仮想通貨関連のマイクロストラテジー<MSTR>が続伸。ビットコインが最高値更新を続けており、本日は仮想通貨関連株が上昇。加えて同社に関しては、ナスダック100の採用銘柄に組み入れられると発表された。
AIサーバーのスーパー・マイクロ・コンピューター<SMCI>が下落。先週末引け後に財務基盤強化のため、金融機関のエバコアの支援で資金調達に取り組んでいると伝わった。
高級アパレルブランドを手掛けるカプリ<CPRI>が上昇。同社が金融機関と協力して同社のヴェルサーチとジミー・チュウのブランドの買い手を見つけようとしているとファッションサイトの「ウィメンズ・ウェア・ダイアリー」で報じられたことが買い手掛かり。
ユーザー管理や分析レポートのソフトウエア開発のオクタ<OKTA>が上昇。アナリストが投資判断を「買い」に引き上げた。目標株価は100ドル。
ハネウェル<HON>が上昇。同社の取締役会が航空宇宙事業の分離の可能性を含む追加の戦略的代替案を継続的に検討していると発表した。
送金サービスを手掛けるウエスタン・ユニオン<WU>が上昇。先週末引け後に10億ドルの自社株買いを発表した。
フォード<F>が下落し、10ドルを割り込んでいる。アナリストが投資判断を「売り」に引き下げ、目標株価を9ドルとした。
半導体のマイクロチップ・テクノロジー<MCHP>が下落。アナリストが投資判断を「売り」に引き下げ、目標株価を65ドルに設定した。
ドローン製造のレッドキャット<RCAT>が大幅高。パランティア<PLTR>との戦略的提携の発表を好感。
百貨店のメーシーズ<M>が続伸。アナリストが投資判断を「買い」に引き上げ、目標株価を20ドルに設定した。
マイクロストラテジー<MSTR> 434.46(+25.79 +6.31%)
スーパー・マイクロ<SMCI> 34.11(-2.34 -6.41%)
カプリ<CPRI> 22.68(+1.32 +6.18%)
オクタ<OKTA> 83.93(+1.94 +2.37%)
ハネウェル<HON> 235.94(+8.32 +3.66%)
ウエスタン・ユニオン<WU> 11.38(+0.62 +5.76%)
フォード<F> 9.99(-0.40 -3.88%)
レッドキャット<RCAT> 9.25(+1.02 +12.39%)
メーシーズ<M> 16.88(+0.32 +1.92%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース
ダウ平均 43772.67(-55.39 -0.13%)
S&P500 6078.99(+27.90 +0.46%)
ナスダック 20152.56(+225.84 +1.13%)
CME日経平均先物 39830(大証終比:+370 +0.93%)
きょうのNY株式市場、ダウ平均は小幅に8日続落の一方、ナスダックは上昇。トランプ氏が11月の大統領選で勝利して以降、米株式市場は幅広い銘柄に物色の矛先が広がっていたが、ここ数日は従来のIT・ハイテク株中心の動きに戻っている。一部からは「幅広い買いは少しずつ消えつつあるようで、物色は一部の銘柄に集中している。それがいつまで続くかはわからないが、少なくとも年末まではこの傾向が続く可能性がある」との声も聞かれた。
今週は18日に年内最後のFOMCの結果が発表され最注目となるが、週前半はその結果待ちの雰囲気が広まりそうだ。市場では、米雇用統計で失業率が4.2%に上昇していたこともあり、0.25%ポイントの利下げを確実視している。
一方、11月の米消費者物価指数(CPI)は予想以上ではなかったもののインフレの粘着性が示されていた中で、市場は来年のヒントを探っている。今回のFOMCは政策委員の金利見通し(ドット・プロット)も公表されるが、来年のFRBは潜在的なインフレ再上昇のリスクを懸念する可能性があり、1月または3月に利下げを一旦止める可能性があるとの見方も出ている。
短期金融市場では来年の利下げ期待の織り込みを、5月か6月に1回、その後は来年末までにあと1回の計2回に留めている状況。ドット・プロットが来年の見通しをどう示すか注目される。
仮想通貨関連のマイクロストラテジー<MSTR>が続伸。ビットコインが最高値更新を続けており、本日は仮想通貨関連株が上昇。加えて同社に関しては、ナスダック100の採用銘柄に組み入れられると発表された。
AIサーバーのスーパー・マイクロ・コンピューター<SMCI>が下落。先週末引け後に財務基盤強化のため、金融機関のエバコアの支援で資金調達に取り組んでいると伝わった。
高級アパレルブランドを手掛けるカプリ<CPRI>が上昇。同社が金融機関と協力して同社のヴェルサーチとジミー・チュウのブランドの買い手を見つけようとしているとファッションサイトの「ウィメンズ・ウェア・ダイアリー」で報じられたことが買い手掛かり。
ユーザー管理や分析レポートのソフトウエア開発のオクタ<OKTA>が上昇。アナリストが投資判断を「買い」に引き上げた。目標株価は100ドル。
ハネウェル<HON>が上昇。同社の取締役会が航空宇宙事業の分離の可能性を含む追加の戦略的代替案を継続的に検討していると発表した。
送金サービスを手掛けるウエスタン・ユニオン<WU>が上昇。先週末引け後に10億ドルの自社株買いを発表した。
フォード<F>が下落し、10ドルを割り込んでいる。アナリストが投資判断を「売り」に引き下げ、目標株価を9ドルとした。
半導体のマイクロチップ・テクノロジー<MCHP>が下落。アナリストが投資判断を「売り」に引き下げ、目標株価を65ドルに設定した。
ドローン製造のレッドキャット<RCAT>が大幅高。パランティア<PLTR>との戦略的提携の発表を好感。
百貨店のメーシーズ<M>が続伸。アナリストが投資判断を「買い」に引き上げ、目標株価を20ドルに設定した。
マイクロストラテジー<MSTR> 434.46(+25.79 +6.31%)
スーパー・マイクロ<SMCI> 34.11(-2.34 -6.41%)
カプリ<CPRI> 22.68(+1.32 +6.18%)
オクタ<OKTA> 83.93(+1.94 +2.37%)
ハネウェル<HON> 235.94(+8.32 +3.66%)
ウエスタン・ユニオン<WU> 11.38(+0.62 +5.76%)
フォード<F> 9.99(-0.40 -3.88%)
レッドキャット<RCAT> 9.25(+1.02 +12.39%)
メーシーズ<M> 16.88(+0.32 +1.92%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース