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【材料】新興市場銘柄ダイジェスト:ドリーム・アーツは大幅反発、HCHが急騰

シャノン <日足> 「株探」多機能チャートより

<3976> シャノン 569 +40
急騰、年初来高値更新。13日の取引終了後にイノベーションが同社株式等に対する公開買付けを実施すること及びこれに賛同する意見を表明し、好材料視されている。なお、この公開買付けは同社を連結子会社とすることを目的としているが、同社株式の上場廃止を企図するものではなく、本公開買付け成立後も、同社株式の東京証券取引所グロース市場における上場は維持される予定としている。買付け価格は普通株式1株につき金650円となっており、13日の終値は529円だったため、株価はサヤ寄せする形で買いが優勢となっている。

<4811> ドリーム・アーツ 2829 +172
大幅反発。13日の取引終了後に24年12月期期末配当予想の修正を発表し、これを好感した買いが優勢となっている。24年12月期の期末一括配当予想を20円から40円に増額修正した(前期実績は20円)。同社グループは、株主への利益還元を重要な経営課題と位置付けている。将来の成長投資及び経営体制の強化に必要な内部留保を確保しつつ、配当性向20~30%を目途として、年1回の期末配当を継続的に実施していくことを基本方針としている。

<7361> HCH 2041 +185
急騰。13日の取引終了後に自社株買いを実施することを発表し、好感されている。取得する株式の総数は、23万9000株(自己株式を除く発行済株式総数に対する割合7.35%)、または2億2000万円を上限とし、取得期間は25年1月6日から6月30日までとしている。株主還元の充実及び資本効率の向上を図ることが目的としている。

<186A> アストロスケール 774 -45
大幅続落。13日の取引終了後に25年4月期通期連結業績予想の下方修正を発表し、売られている。通期プロジェクト収益予想を180億円から120億円(33.3%減)とした他、非開示だった収益予想についても前期より赤字幅が拡大する見通しとなっている。収益予想修正の理由は、未契約大型案件の契約締結時期が当初想定より遅延及びそれに伴う収益認識のタイミングのずれによるもので、主要な未契約の大型案件の存続性、同社グループの受注確度などの見通しについては従来から変更はないとしている。

<4594> ブライトパス 48 1
上昇。ベルギーのCellisticとiPS細胞由来BCMA CAR-NKT細胞の第I相臨床試験に向けたプロセス開発・製造契約を締結したことを発表し、好材料視されている。この提携には、Cellisticの革新的な三次元細胞培養の製造プラットフォームであるEchoを使用し、iPS細胞由来BCMA標的CAR-NKT細胞の多発性骨髄腫での第I相臨床試験に向けたGMP準拠の臨床規模での製造を可能にすることが含まれており、同社はこの新興分野における先駆者としての地位を確立することになる。

<7379> サーキュ 680 +28
続伸。13日の取引終了後にみずほ銀行と「みずほプロシェアリング」の実施に関する業務提携契約を締結したことを発表し、好材料視されている。今後、共同して、みずほ銀行の法人顧客の事業変革(DX・SX・新規事業)にかかる経営課題を即戦力プロ人材の経験・知見を用いて解決する、みずほ銀行のコンサルティングサービスとして提供していく。あわせて発表された25年7月期第1四半期の経常利益は1.03億円で、前年同期比15倍と大幅増益となっている。
《ST》

 提供:フィスコ

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