【市況】米国株見通し:伸び悩みか、金融政策方針を見極め
NASDAQ <日足> 「株探」多機能チャートより
(13時30分現在)
S&P500先物 6,131.25(+5.50)
ナスダック100先物 22,101.50(+19.50)
米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は小幅高、NYダウ先物は53ドル高。米金利は上げ渋り、本日の米株式市場はやや買い先行となりそうだ。
13日の主要3指数はまちまち。売り一巡後に持ち直しナスダックは小反発、S&Pは続落、ダウは86ドル安の43828ドルと7日連続のマイナスを記録した。足元で発表されたインフレ指標は再加速を裏づけたことから長期金利葉上昇し、エヌビディアやセールスフォースをはじめハイテク売りが優勢に。金融や消費も売られ、指数を下押しした。ただ、金融政策決定を前に追加利下げ期待を背景とした買いが相場をサポートした。
本日は伸び悩みか。経済指標と金融政策をにらみながらの取引が予想される。今晩のNY連銀製造業景気指数とサービス業PMIは前回から悪化が見込まれ、連邦準備制度理事会(FRB)の緩和方針を後押しする材料になろう。ただ、今週開催の連邦公開市場委員会(FOMC)では追加利下げが織り込まれたが、来年以降はハト派的な金融政策は後退する可能性が指摘される。金利高が続けばハイテクは買いづらく、指数の上昇は限定的とみる。
《TY》
提供:フィスコ