【注目】話題株ピックアップ【昼刊】:丹青社、神戸物産、タウンズ
丹青社 <日足> 「株探」多機能チャートより
13日に決算を発表。「今期経常は25%増で4期連続最高益、1円増配へ」が好感された。
フィットイージー <212A> [東証S] が12月13日大引け後(15:30)に決算を発表。24年10月期の経常利益(非連結)は前の期比46.3%増の16億円に拡大し、25年10月期も前期比25.0%増の20億円に伸びを見込み、4期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。6期連続増収、4期連続増益になる。
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■丹青社 <9743> 930円 +99 円 (+11.9%) 11:30現在 東証プライム 上昇率トップ
丹青社<9743>は急伸。前週末13日取引終了後、25年1月期連結業績予想について売上高を830億円から920億円(前期比13.3%増)へ、営業利益を40億円から50億円(同28.8%増)へ上方修正すると発表。これを好感した買いを集めている。良好な市場環境を背景に需要が堅調に推移し、主に商業その他施設事業、チェーンストア事業で前回予想を上回る見通しのため。配当予想も30円から40円(前期30円)へ引き上げた。
■神戸物産 <3038> 3,677円 +177 円 (+5.1%) 11:30現在
神戸物産<3038>が5日ぶりに反発した。同社は前週末13日の取引終了後、24年10月期の連結決算発表にあわせ、25年10月期の業績予想を開示した。今期の売上高は前期比3.4%増の5250億円、最終利益は同11.9%増の240億円となる見通し。過去最高益の更新を計画するほか、年間配当予想は同3円増配の26円とした。加えて、中期経営計画の目標値の上方修正も公表しており、見直し買いを集めたようだ。25年10月期は業務スーパー事業において、関東地区を中心とした店舗開発やリロケーションを促進。34店舗の純増を目標とする。中期経営計画については、26年10月期の売上高目標を5620億円(従来は5430億円)、営業利益目標を410億円(同370億円)に引き上げた。24年10月期は売上高が前の期比10.0%増の5078億8300万円、最終利益が同4.3%増の214億4300万円だった。
■モロゾフ <2217> 4,755円 +225 円 (+5.0%) 11:30現在
モロゾフ<2217>が大幅反発している。前週末13日の取引終了後、25年1月31日を基準日として1株を3株に株式分割すると発表したことが好感されている。投資単位当たりの金額を引き下げることで投資家により投資しやすい環境を整えるとともに、株式の流動性の向上と投資家層の更なる拡大を図ることが狙いという。また株式分割に伴い、25年7月末時点の株主を対象とした株主優待から、対象を株式分割後の100株以上の株主に拡大するとともに、「半年以上保有」の条件を新設する株主優待制度の変更を発表した。
■タウンズ <197A> 528円 +15 円 (+2.9%) 11:30現在
タウンズ<197A>が大幅続伸している。前週末13日の取引終了後、東証プライム市場への市場区分変更申請に向けた準備を行うと発表しており、好材料視されている。なお、現時点では変更申請日や承認日は未定であるほか、変更申請に向けた準備を中止する可能性もあるとしている。
■丸千代山岡家 <3399> 4,645円 +120 円 (+2.7%) 11:30現在
丸千代山岡家<3399>が大幅高。カイ気配スタートとなり一時405円高の4930円まで上値を伸ばす場面があった。前週末に続き上場来高値を大きく更新している。関東、北海道、東北などをはじめ郊外型のラーメン専門店を展開しており、積極的な出店戦略を背景に業績は急成長を続けている。前週末13日取引終了後、同社は25年1月期の業績予想の修正を発表、売上高は従来予想の330億円から345億円(前期比30%増)に、営業利益は30億5000万円から37億円(同79%増)にそれぞれ増額した。円安効果も背景に引き続きインバウンド需要が売り上げを押し上げている。好業績を背景に株主還元も強化し、今期年間配当は従来計画の5円から6円(前期実績は株式分割後修正で実質5円)に上乗せした。収益上方修正を拠りどころに上値を見込んだ短期筋の買いを呼び込んでいる。
■ギフティ <4449> 1,309円 +23 円 (+1.8%) 11:30現在
ギフティ<4449>が続伸している。前週末13日の取引終了後、「giftee for Business」の導入案件数が、9月末時点で累計5万2000件を突破したと発表しており、好材料視されている。「giftee for Business」は16年にサービスを開始。アンケートの謝礼や来店促進、SNSを活用したキャンペーンなどさまざまな法人のキャンペーンやプロモーション・マーケティング施策のニーズに対応しており、特に主力プロダクトである「giftee Box」並びに「えらべるPay」は、受け取り手が交換するギフトを選択できる利便性から、全国規模のキャンペーンや参加者属性が多様なキャンペーンのインセンティブ用途として広く活用されているという。
■住友ゴム工業 <5110> 1,814.5円 +30 円 (+1.7%) 11:30現在
住友ゴム工業<5110>が8日続伸している。同社は前週末13日、国内市販用タイヤ及び関連商品の代理店向け出荷価格を25年4月1日から値上げすると発表しており、好材料視されている。値上げ率はトラック・バス用、農業機械用など生産財系商品で平均8%、乗用車用など消費財系商品で平均6%を予定。原材料価格の高騰、人件費や物流費のコスト上昇に対し、生産性向上やコスト削減などの企業努力だけで吸収することは困難であるとして、値上げに踏み切る。
■ソフトバンクグループ <9984> 9,377円 +48 円 (+0.5%) 11:30現在
ソフトバンクグループ<9984>が買い優勢。前週末の米国株市場ではNYダウが7日続落と調整色を強めているが、ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数は相対的に強さを発揮、小幅ながらプラス圏で着地し5日移動平均線をサポートラインとした上昇トレンドを維持している。これは人工知能(AI)関連など米ハイテク企業に投資するソフトバンクGにとっては追い風環境といってよい。更に、ナスダック市場に上場する同社傘下の英半導体設計大手アーム・ホールディングス<ARM>が直近まで3連騰と戻り足を強めており、これも含み益拡大の観点から株価のポジティブ材料として捉えられている。
■ヤーマン <6630> 733円 -56 円 (-7.1%) 11:30現在 東証プライム 下落率4位
ヤーマン<6630>は大幅反落。前週末13日取引終了後、5~10月期連結決算を発表。売上高が前年同期比32.4%減の127億1800万円、営業利益が同71.3%減の6億4300万円だった。海外部門で中国国内の消費回復の遅れの影響を受けたことが要因。これを嫌気した売りが先行している。
■JALCO <6625> 391円 -27 円 (-6.5%) 11:30現在
JALCOホールディングス<6625>は大幅安。前週末13日取引終了後、265万8100株の第三者割当増資を実施すると発表した。発行価額は376円20銭。これにより調達する資金約9億6000万円(手取り概算額)は賃貸用不動産の取得に充てる。1株利益の希薄化を懸念した売りが広がっている。
■アスクル <2678> 1,769円 -121 円 (-6.4%) 11:30現在 東証プライム 下落率8位
13日に決算を発表。「上期経常が17%減益で着地・9-11月期も22%減益」が嫌気された。
アスクル <2678> [東証P] が12月13日大引け後(15:30)に決算を発表。25年5月期第2四半期累計(6-11月)の連結経常利益は前年同期比16.7%減の59.2億円に減り、通期計画の177億円に対する進捗率は33.4%にとどまり、5年平均の43.6%も下回った。
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■正栄食品工業 <8079> 4,085円 -270 円 (-6.2%) 11:30現在 東証プライム 下落率9位
13日に決算を発表。「今期経常は9%減益、10円増配へ」が嫌気された。
正栄食品工業 <8079> [東証P] が12月13日大引け後(15:30)に決算を発表。24年10月期の連結経常利益は前の期比19.7%増の49.5億円に伸びたが、25年10月期は前期比9.1%減の45億円に減る見通しとなった。
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■アストロHD <186A> 786円 -33 円 (-4.0%) 11:30現在
アストロスケールホールディングス<186A>は続落。前週末13日取引終了後、25年4月期のプロジェクト収益予想を180億円から120億円(前期46億6700万円)へ下方修正すると発表した。これが売り材料視されている。未契約大型案件の契約締結時期が当初想定より遅延するため。これまで非開示としていた通期の売上高は80億円(前期比2.8倍)、営業損益は170億円の赤字(前期115億5500万円の赤字)の見通しとした。
■大阪油化工業 <4124> 1,920円 +400 円 (+26.3%) ストップ高買い気配 11:30現在
大阪油化工業<4124>はカイ気配。前週末13日取引終了後、ダイセキ<9793>から完全子会社化を目的としたTOBを受けたことを明らかにした。TOB価格を1株3201円としており、これにサヤ寄せする格好となっている。リサイクル技術の向上やリサイクルニーズへの対応、半導体産業への対応強化といったシナジーを見込む。買い付け予定数は104万4094株(下限65万5300株、上限設定なし)、買い付け期間は12月16日から来年2月3日まで。TOB成立後に大阪油化株は上場廃止となる予定で、これを受けて東京証券取引所は13日付で同社株を監理銘柄(確認中)に指定した。
■アシロ <7378> 1,551円 +300 円 (+24.0%) ストップ高買い気配 11:30現在
アシロ<7378>がストップ高の水準となる前営業日比300円高の1551円に買われた。同社は前週末13日の取引終了後、24年10月期の連結決算発表にあわせ、25年10月期の業績予想を開示。今期の売上高は前期比31.8%増の63億2600万円、最終利益は同5.8倍の8億3000万円を計画する。大幅増益でかつ、過去最高益を更新する見通しを示したほか、前期の期末配当を従来の予想から1円34銭増額したうえで、今期の年間配当予想は前期比9円72銭増配の33円90銭としており、これらをポジティブ視した買いが集まったようだ。リーガルメディアの安定的な成長とともに、派生メディアで更なる成長を図る方針。HR事業でも高成長率を維持する。24年10月期の売上高は前の期比50.0%増の47億9800万円、最終損益は1億4200万円の黒字(前の期は1200万円の赤字)となり、ともに計画に対し上振れして着地した。あわせて同社は長期ビジョンの発表も行い、中長期の売上高に関し、200億円とする目標を前倒しして達成することを狙う姿勢を示した。
■Ridge-i <5572> 2,682円 +500 円 (+22.9%) ストップ高 11:30現在
Ridge-i<5572>が続急伸。前週末13日の取引終了後に発表した第1四半期(8~10月)連結決算が、売上高6億8800万円、営業利益1億円、純利益5100万円となった。前期末から連結決算に移行したため前年同期との比較はできないものの、前年同期の単独決算と比較して営業利益が20倍と大幅成長し、上期計画に対する進捗率も87%に及ぶことが好感されている。カスタムAIソリューション事業で、生成AIなどのコンサル開発の大型案件の追加受注が貢献したほか、人工衛星データ解析で国土地理院やJAXA(宇宙航空研究開発機構)などの官公庁からの新規案件受注を獲得したことが寄与した。また、デジタルマーケティング事業で高利益の過去に制作した音楽ストックの配信サービスが想定を超えて伸長した。
■リバーエレテック <6666> 454円 +80 円 (+21.4%) ストップ高 11:30現在
リバーエレテック<6666>がストップ高まで買われている。同社は13日、世界初となる最小サイズのMHz帯ATカット水晶振動子「MDS-AT0806(仮称)」の開発に成功したと発表。これが材料視されているようだ。従来品である超小型ATカット水晶振動子「FCX-08」と比較して、体積は約60%減少、重量は約75%軽減され、驚異的な小型化を実現。既に海外メーカーの次世代製品向けに試作品を供給しており、今後も医療やウェアラブル分野などIoTが進展する社会で求められる小型・軽量化、省スペース化のニーズに対応していくという。
●ストップ高銘柄
さくらさくプラス <7097> 1,615円 +300 円 (+22.8%) ストップ高買い気配 11:30現在
Heartseed <219A> 2,341円 +400 円 (+20.6%) ストップ高 11:30現在
など、9銘柄
●ストップ安銘柄
学びエイド <184A> 506円 -100 円 (-16.5%) ストップ安 11:30現在
以上、1銘柄
株探ニュース