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【材料】オシュコシュが下落 トランプ次期政権が米郵便公社の配達車両EV化の契約破棄を検討と伝わる=米国株個別

(NY時間12:52)(日本時間02:52)
オシュコシュ<OSK> 105.52(-6.36 -5.68%)

 特殊車両を手掛けるオシュコシュ<OSK>に売りが強まっている。トランプ氏の政権移行チームが、電気自動車(EV)を対象とした一連の大統領令の一環として、米郵便公社(USPS)の配達用車両の電動化に関する契約の破棄を検討していると伝わった。ロイター通信が関係者の話として伝えた。

 移行チームは現在、オシュコシュやフォード<F>などとの、数万台のバッテリー駆動の配送トラックや充電ステーションに関する数十億ドル規模の契約をどのように解消できるか検討しているという。

 2023年、議会は4300億ドルの気候変動対策法案の一部として、EVと充電インフラの購入に30億ドルをUSPSに拠出。USPSは2028年までに、国内最大規模のEV保有台数を誇ることを目指し、6万6000台のEVを購入する計画となっている。

 その一環として、オシュコシュは約4万5000台のEVを納入する予定で、残りはフォードなどの大手メーカーから調達されるとしている。

【企業概要】
 欧州・ラテンアメリカ・アジア・中東において防衛・消防救急・ごみ運搬・コンクリート関連・空港関連の市場向けに、輸送用機器・特殊車両・トラック車両の主要な設計・製造・販売を行う。米国国防総省への車両供給元サプライヤーである。

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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