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【材料】P&Gが下落 CFOが為替と物流問題が10-12月期に影響を与える可能性に言及=米国株個別

(NY時間13:16)(日本時間03:16)
P&G<PG> 177.41(-2.29 -1.27%)
 
 P&G<PG>が下落。同社のシュルテンCFOが証券会社主催のコンファレンスに主席し、為替レートと物流の問題が10-12月期(第2四半期)の業績に影響を与える可能性があると発言した。

 「第2四半期はほぼ予想通りに推移しているが、最近ではブラジル、メキシコ、ロシアの為替レートに大幅な変動があり、いずれも不利な方向に動いている」と述べている。「つまり、為替の短期的な変動は影響を与えるということだが、どの程度の影響かはまだわからない」とも語った。

 物流については、同社のグローバル輸送管理サービスプロバイダーであるブルーヨンダー社に関連した問題と言及。1週間ほど前に事故があり、ブルーヨンダー社は業務を停止したという。影響は比較的軽微と説明しているが、トラックの入手状況次第では、一部の出荷に短期的な遅れが生じる可能性があると述べた。

 影響は最大でも売上高の0.2-0.3%ポイントと予想しており、トラックが手配できればすぐに挽回できるとし、1株利益では2-3セントになる可能性があるという。通期の業績には影響はなく、出荷の遅れを取り戻す時間は十分にあるとも述べた。

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美


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