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【注目】前日に「売られた株!」総ザライ ―本日への影響は?―

ACCESS <日足> 「株探」多機能チャートより

■ACCESS <4813>  947円 (-300円、-24.1%) ストップ安

 東証プライムの下落率トップ。ACCESS <4813> [東証P]がストップ安。前週末11月29日取引終了後、特別調査委員会の設置と25年1月期第3四半期決算発表の延期を発表した。ネットワーク事業における新興顧客を中心として増加した売掛金の一部の回収期間の長期化の原因を調査する過程で、不適切な売り上げ計上の疑義が生じたため。あわせて通期予想を取り下げ「未定」とした。先行き不透明感を嫌気した売りが膨らんだ。

■FPパートナ <7388>  2,355円 (-500円、-17.5%) ストップ安

 東証プライムの下落率2位。FPパートナー <7388> [東証P]がストップ安。金融庁が同社に対し、立ち入り検査を始めたことが明らかになったと、国内メディアが11月30日以降、相次いで報じた。今後の事業展開への影響を警戒した売りが膨らんだようだ。各メディアの報道によると、家計相談サービス「マネードクター」とともに、保険代理店業を展開する同社は、顧客の意向に応じて最適な保険商品を提案せず、広告費を多く支払った生命保険会社の保険商品を優先的に顧客に推奨して販売した疑いがあり、同庁は立ち入り検査を通じて実態解明を進める方針だとしている。

■資生堂 <4911>  2,666.5円 (-189円、-6.6%)

 東証プライムの下落率5位。資生堂 <4911> [東証P]が続急落。11月29日の取引終了後、中期経営戦略「アクションプラン2025-2026」を策定したと発表。26年12月期のコア営業利益率を7%(24年12月期予想3.5%)に引き上げるとしたが、実現性への不安視が売りにつながったようだ。成長性・収益性・競争優位性に基づく集中投資で注力ブランドの成長加速を目指すほか、中国・トラベルリテールの事業基盤再構築、日本・米州・欧州・アジアパシフィックで成長加速を図るという。また、グローバルで聖域なきコスト構造改革を実行するとしている。

■Genky <9267>  3,100円 (-155円、-4.8%)

 Genky DrugStores <9267> [東証P]が続落。11月29日の取引終了後に発表した11月度(10月21日~11月20日)営業速報で、既存店売上高が前年同月比0.3%減と今期初めて前年割れに転じたことが嫌気された。客数は同1.6%増となったものの、客単価が同1.9%減と下落した。

■大日印 <7912>  2,251円 (-34円、-1.5%)

 大日本印刷 <7912> [東証P]が3日続落。同社は前週末11月29日の取引終了後、リクルートホールディングス <6098> [東証P]や王子ホールディングス <3861> [東証P]などによる株式の売り出しを決議したと発表。短期的な需給悪化を警戒した売りが膨らんだようだ。売出株数は1461万3800株。需要状況に応じ上限219万2000株のオーバーアロットメントによる売り出しも予定する。売出価格は12月9日から12日までのいずれかの日に決める。あわせて大日印は取得総数1000万株(自己株式を除く発行済み株式総数の2.17%)、取得総額200億円を上限とする自社株買いの実施も発表した。

※2日の下落率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋

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