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【市況】ダウ先物は小動き 本日から師走相場が始まる=米国株

米株価指数先物(12月限)(NY時間08:43)(日本時間22:43)
ダウ先物 45041(-14.00 -0.03%)
S&P500 6050.75(-0.75 -0.01%)
ナスダック100先物 21017.50(+24.00 +0.11%)

 きょうの米株価指数先物市場はダウ先物、S&P500、ナスダック100とも小動きとなっている。感謝祭明けで本日から師走相場が始まる。米株式市場はクリスマスに向かって、調整および来年に向かってのポジション形成が見られる月でもある。

 米株式市場はトランプ氏の大統領選勝利をポジティブに受け止め、11月はダウ平均、S&P500とも今年最高のパフォーマンスとなり、最高値も更新した。それぞれ7.5%と5.7%の上昇。小型株も11月の勝者となった。

 投資家がトランプ氏の減税や規制緩和が小型株に恩恵をもたらす可能性があると見ている。小型株の代表的な株価指数であるラッセル2000は11月に10%超上昇し、今年最大の月間上昇率を記録した。関税など通商政策への懸念は強いが、ベッセント氏の財務長官指名で、極端な通商政策は緩和されるとの観測も出ている。

 トランプ氏が大統領に就任する来年1月20日ころまで、米株式市場は楽観的なムードが続くとの期待もあり、12月相場も好調なパフォーマンスを期待する投資家も多いようだ。

 本日はの日本時間0時にISM製造業景気指数が発表され注目される。そのほか、ウォラーFRB理事とウィリアムズNY連銀総裁が講演を予定。

 インテル<INTC>が時間外で上昇。同社は先ほど、ゲルシンガーCEOの退任を発表した。

 テスラ<TSLA>が時間外で続伸。アナリストが目標株価を従来の287ドルから411ドルに引き上げた。ウォール街では最高。AIに基づく完全自動運転(FSD)機能とサイバーキャブの大きな価値創造の可能性が強気見通しを裏付けているという。

 欧米系自動車大手のステランティス<STLA>が時間外で下落。前日にタバレスCEOの辞任を発表した。同社は利益急減や米国での販売低迷に見舞われている。

 アパレルのギャップ<GAP>が時間外で上昇。アナリストが投資判断を「買い」に引き上げ、目標株価を従来の28ドルから30ドルに引き上げた。

 クラウドプラットフォームのクラウドフレア<NET>が時間外で上昇。アナリストが投資判断を「買い」に引き上げ、目標株価を従来の92ドルから130ドルに引き上げた。

 レストラン向けプラットフォーム運営のトースト<TOST>が時間外で下落。アナリストが、最近の高騰したバリュエーションと限定的な見通しをから、投資判断を「中立」に引き下げ、目標株価も45ドルとした。

(NY時間08:53)(日本時間22:53)時間外
インテル<INTC> 25.00(+0.95 +3.95%)
ステランティス<STLA> 12.26(-0.94 -7.12%)
ギャップ<GAP> 25.32(+1.07 +4.41%)
クラウドフレア<NET> 103.96(+4.13 +4.14%)
トースト<TOST> 42.21(-1.33 -3.05%)

アップル<AAPL> 237.28(-0.05 -0.02%)
マイクロソフト<MSFT> 422.25(-1.21 -0.29%)
アマゾン<AMZN> 209.91(+2.02 +0.97%)
アルファベット<GOOG> 170.67(+0.18 +0.11%)
テスラ<TSLA> 352.35(+7.19 +2.08%)
メタ<META> 576.70(+2.38 +0.41%)
エヌビディア<NVDA> 137.73(-0.52 -0.38%)
AMD<AMD> 138.67(+1.49 +1.09%)
イーライリリー<LLY> 796.90(+1.55 +0.19%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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