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【市況】日経VI:上昇、円高・株安を警戒

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより

日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は28日、前日比+1.12(上昇率4.88%)の24.07と上昇した。なお、高値は25.42、安値は22.09。昨日の米株式市場で主要指数が下落した流れを受け、今日の東京市場は売りが先行し、日経225先物は下落、日経VIは上昇して始まった。昨日の海外市場で一時1ドル=150円40銭台まで円高・ドルが進んだことなどが警戒された。こうした中、今日は取引開始後に日経225先物が下値の堅い展開となり、ボラティリティーの高まりを警戒するムードは徐々に緩和したが、円高・株安への警戒感は払しょくできず、日経VIは概ね昨日の水準を上回って推移した。

【日経平均VIとは】
日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値です。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向があります。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っています。

《SK》

 提供:フィスコ

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