【材料】網屋---3Q増収増益、営業利益は過去最高を更新
網屋 <日足> 「株探」多機能チャートより
網屋<4258>は12日、2024年12月期第3四半期(24年1月-9月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比30.6%増の34.55億円、営業利益が同16.0%増の3.65億円、経常利益が同1.3%増の3.77億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同1.6%増の2.67億円となった。営業利益は過去最高を更新した。
データセキュリティ事業の売上高は前年同期比42.6%増の13.64億円、セグメント利益は同14.8%増の5.01億円となった。当第3四半期累計期間おいては、SIEM製品「ALog」のオールサブスクリプション化以降も受注件数が順調に推移した。ライセンス販売終了でスポット売上は減少したものの、サブスクリプション契約での新規受注の増加などにより、ARR(年間経常収益)は、前期比で43%増となった。
ネットワークセキュリティ事業の売上高は同23.8%増の20.91億円、セグメント利益は同12.2%増の4.69億円となった。当第3四半期累計期間においては、大手通信キャリアを含む4社との販売代理店契約を締結して販路拡大へと繋がったこと、また近年注目が高まっているSASE(クラウド管理型ネットワークセキュリティ)の国産サービスである「Verona」の受注が好調に推移し、ARR(年間経常収益)は前期比で22%増となった。
2024年12月期通期について、売上高は前期比33.1%増の47.40億円、営業利益は同26.4%増の4.59億円、経常利益は同10.1%増の4.68億円、親会社株主に帰属する当期純利益は同2.5%増の3.33億円とする11月6日に上方修正した連結業績予想を据え置いている。
《ST》
提供:フィスコ