【注目】明日は米CPI、予想を下回れば12月利下げが更に危ぶまれる可能性
明日は10月の米消費者物価指数(CPI)が発表され、市場も注目している。予想では総合指数で前月比0.2%、コア指数で前月比0.3%と前回同様の伸びが見込まれており、インフレの落ち着きを示すものと見られている。
ただ、予想を上回る強い内容となった場合に市場は、来月のFRBによる追加利下げ期待を完全に再評価せざるを得なくなるとの指摘が出ている。トランプ氏の再選で市場にはインフレ再燃への警戒が広がっている。FRBも先週のFOMCで12月のヒントは示さず、データ次第のオープン姿勢を強調していた印象が強い。
それらを受けて市場も利下げ期待を後退させており、大統領選前までは80%あった12月の利下げ確率が65%まで低下している状況。そのような中で、明日の米CPIが上振れるようであれば、市場も利下げペースを再評価せざるを得えなくなる。
ただし、マクロ経済に本当に影響を与え得る結果は予想外の大幅な上振れだけだと前置きしたうえで、そうなれば12月利下げの可能性が完全に後退するほか、トランプフレーションリスクの始点がより高レベルに設定されることになるという。
*米消費者物価指数(CPI)(10月)22:30
予想 0.2% 前回 0.2%(前月比)
予想 2.6% 前回 2.4%(前年比)
予想 0.3% 前回 0.3%(コア・前月比)
予想 3.3% 前回 3.3%(コア・前年比)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース
ただ、予想を上回る強い内容となった場合に市場は、来月のFRBによる追加利下げ期待を完全に再評価せざるを得なくなるとの指摘が出ている。トランプ氏の再選で市場にはインフレ再燃への警戒が広がっている。FRBも先週のFOMCで12月のヒントは示さず、データ次第のオープン姿勢を強調していた印象が強い。
それらを受けて市場も利下げ期待を後退させており、大統領選前までは80%あった12月の利下げ確率が65%まで低下している状況。そのような中で、明日の米CPIが上振れるようであれば、市場も利下げペースを再評価せざるを得えなくなる。
ただし、マクロ経済に本当に影響を与え得る結果は予想外の大幅な上振れだけだと前置きしたうえで、そうなれば12月利下げの可能性が完全に後退するほか、トランプフレーションリスクの始点がより高レベルに設定されることになるという。
*米消費者物価指数(CPI)(10月)22:30
予想 0.2% 前回 0.2%(前月比)
予想 2.6% 前回 2.4%(前年比)
予想 0.3% 前回 0.3%(コア・前月比)
予想 3.3% 前回 3.3%(コア・前年比)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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