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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(3):ユーグレナ、サントリBF、日化薬

ユーグレナ <日足> 「株探」多機能チャートより
■ユーグレナ <2931>  454円  +26 円 (+6.1%)  本日終値
 11日に決算を発表。「1-9月期(3Q累計)営業が黒字浮上で着地・7-9月期は赤字縮小」が好感された。
 ユーグレナ <2931> [東証P] が11月11日大引け後(15:30)に決算を発表。24年12月期第3四半期累計(1-9月)の連結営業損益は1.6億円の黒字(前年同期は9.5億円の赤字)に浮上して着地した。
  ⇒⇒ユーグレナの詳しい業績推移表を見る

■サントリBF <2587>  5,267円  +268 円 (+5.4%)  本日終値
 サントリー食品インターナショナル<2587>が後場に一段高となった。12日午後3時に、24年12月期の連結業績予想の上方修正を発表し、好感されたようだ。今期の売上高予想は170億円増額して1兆6870億円(前期比6.0%増)、最終利益予想は20億円増額して865億円(同4.5%増)に見直した。また、年間配当予想を2円増額して112円(前期比32円増配)に修正した。日本とアジア太平洋(APAC)の既存事業の収益予想を引き上げている。

■日本化薬 <4272>  1,254.5円  +63.5 円 (+5.3%)  本日終値
 日本化薬<4272>が続伸。11日の取引終了後、25年3月期の連結業績予想について、営業利益を181億円から193億円(前期比2.6倍)へ、純利益を120億円から153億円(同3.7倍)へ上方修正したことが好感された。売上高は2208億円から2203億円(同9.2%増)へやや下方修正したものの、販売価格の適正化や原価低減及び販管費の節減などに取り組んでいることが利益を押し上げる。同時に発表した9月中間期決算は、売上高1091億900万円(前年同期比11.4%増)、営業利益111億6000万円(同2.3倍)、純利益59億7400万円(同1.9%減)だった。モビリティ&イメージング事業及びファインケミカルズ事業が伸長した。

■ケンコーマヨネーズ <2915>  2,306円  +106 円 (+4.8%)  本日終値
 ケンコーマヨネーズ<2915>が3日続伸。同社は11日取引終了後、25年3月期第2四半期累計(4~9月)の連結決算を発表。営業利益は前年同期比4.1倍の31億9400万円となり、通期計画45億円に対する進捗率は71.0%となった。売上高は同6.1%増の464億5500万円で着地。価格改定の効果やタマゴ加工品の数量回復による生産効率の改善が利益面に寄与した。なお、通期業績予想については従来計画を据え置いている。

■不二製油グループ本社 <2607>  3,195円  +131 円 (+4.3%)  本日終値
 不二製油グループ本社<2607>が3営業日ぶりに急反発。同社は11日取引終了後、25年3月期通期の連結業績予想を修正。営業利益の見通しは従来の200億円から235億円(前期比29.0%増)に引き上げた。売上高の見通しも6000億円から6450億円(同14.3%増)に上方修正。販売が好調なチョコレート用油脂の更なる伸長を予想しているほか、収益力の強化を図るとともにコスト上昇に見合った販売価格の適正化を進めることで採算性の改善を見込んでいる。

■リクルート <6098>  10,310円  +374 円 (+3.8%)  本日終値
 リクルートホールディングス<6098>が大幅反発し年初来高値を更新。11日の取引終了後、25年3月期の連結業績予想について、売上高を3兆3000億~3兆5000億円から3兆4687億円~3兆5487億円(前期比1.5%~3.9%増)へ、営業利益を3900億~5000億円から4427億~5027億円(同10.0%~24.9%増)へ上方修正したことが好感された。マネタイゼーションの効率性の改善により、米国HRテクノロジー事業が想定以上に伸びる見通し。また、下期の想定為替レートを1ドル=142円、1ユーロ=157円としたことも寄与する。なお、同時に発表した9月中間期決算は、売上高1兆7987億円(前年同期比5.4%増)、営業利益2697億800万円(同13.4%増)だった。

■鴻池運輸 <9025>  2,649円  +74 円 (+2.9%)  本日終値
 鴻池運輸<9025>が4日続伸し年初来高値を更新。11日の取引終了後、25年3月期の連結業績予想について、売上高を3400億円から3470億円(前期比10.1%増)へ、営業利益を180億円から215億円(同29.2%増)へ、純利益を120億円から165億円(同45.4%増)へ上方修正し、あわせて期末配当予想を35円から61円(年96円)へ引き上げた。国際関連における航空貨物市場の回復やインドにおける鉄道貨車輸送量の増加、カナダ・メキシコでの合弁会社設立などが売上高の押し上げに貢献するほか、空港関連で単価改定及び新規受注などによる増収が見込まれる。また、空港関連を中心とした各分野での単価改定獲得や、海外現地での輸送及び倉庫取扱量が好調に推移したことなども寄与する。同時に発表した9月中間期決算は、売上高1696億8900万円(前年同期比9.1%増)、営業利益120億1900万円(同46.9%増)、純利益97億2200万円(同75.7%増)だった。

■日産化学 <4021>  5,447円  +148 円 (+2.8%)  本日終値
 日産化学<4021>が反発。11日の取引終了後、25年3月期の連結業績予想について、売上高を2341億円から2450億円(前期比8.1%増)へ、営業利益を500億円から530億円(同10.0%増)へ、純利益を384億円から394億円(同3.6%増)へ上方修正したことが好感された。半導体材料や無機コロイドが好調な機能性材料セグメントや、フルララネル(動物用医薬品原薬)、グレーシア(殺虫剤)、ライメイ(殺菌剤)などの売り上げが計画を上振れている農業化学品セグメントが引き続き好調に推移する見通しという。なお、同時に発表した9月中間期決算は、売上高1181億8500万円(前年同期比11.8%増)、営業利益283億4400万円(同17.6%増)、純利益205億2200万円(同5.3%増)だった。

■大和ハウス工業 <1925>  4,627円  +121 円 (+2.7%)  本日終値
 大和ハウス工業<1925>が上げ幅を拡大。午後2時ごろ、25年3月期の連結業績予想について、売上高を5兆3500億円から5兆3700億円(前期比3.2%増)へ、営業利益を4300億円から4400億円(同横ばい)へ、純利益を2600億円から2670億円(同10.6%減)へ上方修正し、あわせて期末配当予想を75円から77円(年147円)へ引き上げたことが好感された。上期において、物流施設を中心に開発物件売却が想定を超えて進捗したことや、各事業における収益性改善に向けた取り組みが進んでいることなどが要因という。なお、同時に発表した第2四半期累計(4~9月)決算は、売上高2兆6526億円(前年同期比4.2%増)、営業利益2346億5500万円(同22.8%増)、純利益1563億4200万円(同1.2%増)だった。

■ADEKA <4401>  2,845円  +51 円 (+1.8%)  本日終値
 ADEKA<4401>が後場上げ幅を拡大。午後1時ごろ、25年3月期の連結業績予想について、営業利益を392億円から411億円(前期比16.0%増)へ、純利益を242億円から245億円(同6.6%増)へ上方修正し、あわせて期末配当予想を45円から49円(年97円)へ引き上げたことが好感された。売上高は従来予想の4260億円(同6.6%増)を据え置いたものの、化学品事業において自動車、家電・電子機器関連向けを中心に高付加価値品の販売が拡大する見通しであることが利益を押し上げる。なお、同時に発表した9月中間期決算は、売上高1950億7500万円(前年同期比4.0%増)、営業利益182億9600万円(同23.6%増)、純利益114億8500万円(同8.9%増)だった。

■大和重工 <5610>  1,445円  +300 円 (+26.2%) ストップ高   本日終値
 大和重工<5610>はストップ高。11日取引終了後にMBOを実施すると発表。田中宏典代表取締役社長が大和重株の取得・所有を目的に設立したTコーポレーション(広島市安佐北区)が1株1620円でTOBを行うとしており、これにサヤ寄せする格好となっている。買い付け予定数は98万1638株(下限54万2900株、上限設定なし)で、買い付け期間は11月12日から12月23日まで。TOB成立後に上場廃止となる予定で、これを受けて東京証券取引所は11日付で同社株を監理銘柄(確認中)に指定した。

■ブレインパッド <3655>  965円  +150 円 (+18.4%) ストップ高   本日終値
 ブレインパッド<3655>がストップ高。午後1時ごろに7~9月期連結決算を発表。売上高が前年同期比10.8%増の28億800万円、営業利益が同66.2%増の4億6900万円だった。既存案件の拡大や新規案件の開拓が堅調に進んだ。また、個々のプロジェクト収支の改善活動をはじめとする利益確保に向けた取り組みの効果が表れた。通期でも増収増益を見込んでいるが、第1四半期に好スタートを切ったことが好感され買いを呼び込んでいる。

■知多鋼業 <5993>  999円  +150 円 (+17.7%) ストップ高   本日終値
 知多鋼業<5993>がストップ高。11日取引終了後、同社の完全子会社化を目的にカヤバ<7242>が株式公開買い付け(TOB)を開始する予定だと発表。TOB価格は1株2010円。知多鋼の株価はTOB価格にサヤ寄せする動きをみせている。買付予定数の下限は527万6700株(所有割合55.11%)で、上限は設定しない。TOB成立後、所定の手続きを経て、知多鋼は上場廃止となる見込み。カヤバは知多鋼の株式を11.56%保有。知多鋼は二輪・四輪用線ばね・薄板ばね製品を手掛けており、両社はサプライチェーン上で重要なパートナーとなっているという。カヤバは完全子会社化を通じ経営資源を迅速・柔軟に相互利用できる体制を整える方針。知多鋼はカヤバによるTOBが開始された場合は、賛同の意見を表明し、株主に応募を推奨するとした。TOBは来年1月下旬ごろをメドに開始する予定。名古屋証券取引所は11日、知多鋼を監理銘柄(確認中)に指定した。

●ストップ高銘柄
 京都友禅HD <7615>  99円  +30 円 (+43.5%) ストップ高   本日終値
 メディシノバ・インク <4875>  318円  +80 円 (+33.6%) ストップ高   本日終値
 など、10銘柄

●ストップ安銘柄
 エスポア <3260>  2,720円  -700 円 (-20.5%) ストップ安   本日終値
 ホリイフードサービス <3077>  440円  -100 円 (-18.5%) ストップ安   本日終値
 Sapeet <269A>  3,910円  -700 円 (-15.2%) ストップ安   本日終値
 など、3銘柄

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