市場ニュース

戻る
 

【市況】NY債券:米長期債相場は弱含み、9月非国防資本財受注は市場予想を上回る


25日の米国長期債相場は弱含み。米商務省がこの日発表した9月耐久財受注によると、設備投資の先行指標となる航空機を除く非国防資本財(コア資本財)受注は前月比+0.5%と市場予想を上回ったことが意識されたようだ。全体の耐久財受注は前月比-0.8%。国内総生産(GDP)算出に使用されるコア資本財の出荷は前月比-0.3%。インフレ緩和のペースはやや減速しているものの、11月と12月に利下げが行われる可能性は残されている。イールドカーブはまちまちの動き。

CMEのFedWatchツールによると、25日時点で12月開催のFOMC会合で、FF金利の誘導目標水準が4.25-4.50%となる確率は75%程度。2025年1月開催のFOMC会合で、FF金利の誘導目標水準が4.25-4.50%以上となる確率は51%程度。10年債利回りは4.204%近辺で取引を開始し、一時4.172%近辺まで低下したが、米国市場の終盤にかけて4.246%近辺まで反発し、取引終了時点にかけて4.240%近辺で推移。

イールドカーブはまちまちの動き。2年-10年は13.70bp近辺、2-30年は39.70bp近辺で引けた。2年債利回りは4.10%(前日比:+2bp)、10年債利回りは4.24%(前日比+3bp)、30年債利回りは、4.50%(前日比:+3bp)で取引を終えた。

《MK》

 提供:フィスコ

株探からのお知らせ

    日経平均