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【材料】ハネウェルが決算受け下落 通期売上高見通し下方修正 投資判断の引き下げも伝わる=米国株個別

(NY時間14:34)(日本時間03:34)
ハネウェル<HON> 210.06(-10.28 -4.67%)

 コングロマリットのハネウェル<HON>が下落。取引開始前に7-9月期決算(第3四半期)を発表し、1株利益は予想を上回ったものの、売上高は予想を下回った。既存事業売上高の伸びも予想に届いていない。ガイダンスも公表し、通期の売上高見通しを下方修正していた。

 今回の決算を受けて投資判断を「中立」に引き下げ、目標株価も従来の250ドルから230ドルに引き下げたアナリストもいる。短期サイクルの回復時期が不透明なほか、長期サイクルも業績に一貫性がないとしている。また、同社の長期成長目標である4-7%増の上限達成の不確実性が高まったとも述べた。

(7-9月・第3四半期)
・1株利益(調整後):2.58ドル(予想:2.51ドル)
・売上高:97.3億ドル(予想:98.8億ドル)
  航空宇宙:39.1億ドル(予想:39.7億ドル)
  産業:25.0億ドル(予想:26.3億ドル)
  ビルディング:17.5億ドル(予想:17.0億ドル)
  エネルギー・サステナビリティ:15.6億ドル(予想:15.8億ドル)
・既存事業売上高:3.0%増(予想:4.9%増)
・FCF:17.2億ドル(予想:16.8億ドル)

(通期見通し)
・1株利益(調整後):10.15~10.25ドル(従来:10.05~10.25ドル)(予想:10.08ドル)
・売上高:386~388億ドル(従来:391~397億ドル)(予想:391.4億ドル)
・既存事業売上高:3~4%増(従来:5~6%)(予想:4.9%増)
・FCF:51~54億ドル(従来:55~59億ドル)(予想:56.7億ドル)

【企業概要】
 エネルギー・セキュリティ・生産性など、世界の重要な課題に取り組む技術を発明・商業化する。物理的な製品とソフトウェアを融合させ、航空宇宙製品とサービス、企業向けのエネルギー効率の高い製品とソリューション、先端材料、建物や産業向けの生産性・センシング・セキュリティ技術などを提供する。

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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