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【材料】アメリカン航空が決算 戦略立て直しに進展 ただ、株価は小幅高=米国株個別

(NY時間10:33)(日本時間23:33)
アメリカン航空<AAL> 12.91(+0.08 +0.62%)

 アメリカン航空<AAL>が取引開始前に7-9月期決算(第3四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。ガイダンスも公表し、通期の1株利益の見通しを上方修正している。第4四半期についても予想を上回る1株利益の見通しを示した。

 高止まりするコストとの闘いの一方で、販売戦略の失敗からの立て直しが進んでいることを強調。今年2度目の下方修正していた7月とは打って変わって、今回は明るい見通しとなった。今回の決算は、同社が放棄した法人向けビジネスの一部を取り戻し始めていることを示唆している。

 イゾムCEOは説明会で「われわれは販売・流通戦略で自らにダメージを与えた。その回復を目の当たりにして本当に満足している」と述べていた。

 ただ、株価の反応は限定的で小幅高に留まっている。

(7-9月・第3四半期)
・1株利益(調整後):0.30ドル(予想:0.14ドル)
・売上高:136.5億ドル(予想:135.0億ドル)
  旅客:125.2億ドル 0.8%増(予想:123.7億ドル)
・有効座席マイル:756.7億マイル(予想:756.7億マイル)
・収入旅客マイル:655億マイル(予想:637億マイル)
・ロードファクター:86.6%(予想:84.2%)
・期末総飛行機数:1546機

(10-12月・第4四半期見通し)
・1株利益(調整後):0.25~0.50ドル(予想:0.30ドル)
・輸送能力:1~3%増
・有効座席マイルあたり売上高(TRASM):1~3%減
・有効座席マイルあたり経費(CASM):4~6%増
・営業利益率(調整後):4.5~6.5%

(通期見通し)
・1株利益(調整後):1.35~1.60ドル(従来:0.70~1.30ドル)(予想:1.23ドル)
・有効座席マイルあたり経費(CASM):2~3%増(従来:1~3%増)
・営業利益率(調整後):4.5~5.5%(従来:3.5~5.5%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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