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【市況】ダウ平均は3日続落 利回り上昇の中で利益確定売り続く 本日も下げ渋るか注目=米国株序盤

NY株式23日(NY時間10:53)(日本時間23:53)
ダウ平均   42644.70(-280.19 -0.65%)
ナスダック   18458.18(-114.95 -0.62%)
CME日経平均先物 38115(大証終比:+45 +0.12%)

 きょうのNY株式市場でダウ平均は3日続落。米国債利回りが上昇する中、先週の最高値更新から高値警戒感が出ている米株式市場は利益確定売りに押されている。9月にFRBが0.50%の大幅利下げを実施したにもかかわらず、堅調な経済指標と財政赤字への懸念が米国債利回りを押し上げ、市場はFRBが利下げに消極的になるのではないかという懸念を強めている。

 ただ、押し目買いも強く下値を支えられている状況。「確かに株式市場は楽観的になってはいるが、トレンドは依然ポジティブで、目先の勢いはなくなっているが、決して終わりというわけではない。あくまで調整局面と考えている」といった声も聞かれる。

 前日のダウ平均は前半の下げを取り戻していたが、本日はどうか注目される。

 マクドナルド<MCD>が下落。米疾病対策センター(CDC)が、コロラド州やネブラスカ州を中心に同国西部で発生した腸管出血性大腸菌の集団感染に同社の「クォーターパウンダー」が関連していると発表した。49人が体調不良を訴え、1人が死亡したという。

 スターバックス<SBUX>が下落。前日引け後に7-9月期(第4四半期)の暫定決算を公表し、既存店売上高が予想以上の減収となったほか、3四半期連続で売上が急減したことを受け、2025年のガイダンスの公表を一旦停止すると発表した。

 テキサス・インスツルメンツ(TI)<TXN>が上昇。前日引け後に7-9月期決算(第3四半期)を発表し、冴えない内容ではあったものの、イランCEOの楽観的なトーンに次第に買いが膨らむ展開が見られている。

 AT&T<T>が決算を受け上昇。軟調な内容ではあったものの、労働者のストライキで困難な四半期であったにもかかわらず、減少こそしたものの、ほぼ横ばいの売上と予想を上回る携帯契約者数の報告に安心感が広がっている模様。

 ボーイング<BA>が下落。取引開始前に7-9月期決算(第3四半期)を発表し、売上高は予想範囲内だったものの1株損益の赤字が予想以上に膨らんだほか、フリーキャッシュフロー(FCF)も予想以上の赤字だった。

 太陽光関連機器のエンフェーズ・エナジー<ENPH>が大幅安。前日引け後に7-9月期決算(第3四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を下回った。欧州での需要低迷が響いた。ガイダンスも公表し、予想を下回る第4四半期の売上高見通しを示している。

マクドナルド<MCD> 299.76(-14.93 -4.74%)
スターバックス<SBUX> 95.84(-0.98 -1.01%)
テキサス・インスツルメンツ<TXN> 200.68(+6.71 +3.46%)
AT&T<T> 22.06(+0.56 +2.58%)
ボーイング<BA> 153.85(-6.03 -3.77%)
エンフェーズ<ENPH> 79.78(-12.45 -13.49%)

アップル<AAPL> 234.66(-1.20 -0.51%)
マイクロソフト<MSFT> 429.31(+1.80 +0.42%)
アマゾン<AMZN> 187.83(-1.87 -0.99%)
アルファベットC<GOOG> 165.78(-1.04 -0.62%)
テスラ<TSLA> 215.97(-2.00 -0.92%)
メタ<META> 580.37(-1.64 -0.28%)
AMD<AMD> 152.66(-1.43 -0.93%)
エヌビディア<NVDA> 140.97(-2.62 -1.82%)
イーライリリー<LLY> 904.86(-4.29 -0.47%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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