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【市況】ダウ先物は下落 米国債利回り上昇の中、利益確定売り=米国株

米株価指数先物(12月限)(NY時間08:53)(日本時間21:53)
ダウ先物 42925(-244.00 -0.57%)
S&P500 5872.00(-20.50 -0.35%)
ナスダック100先物 20452.75(-89.25 -0.43%)

 米株価指数先物市場でダウ先物、S&P500、ナスダック100とも下落している。米国債利回りが上昇する中、先週の最高値更新から高値警戒感が出ている米株式市場は利益確定売りに押されている。

 9月にFRBが0.50%の大幅利下げを実施したにもかかわらず、堅調な経済指標と財政赤字への懸念が米国債利回りを押し上げ、市場はFRBが利下げに消極的になるのではないかという懸念を強めている。

 ただ、押し目買いも強く下値を支えられている状況。「確かに株式市場は楽観的になってはいるが、トレンドは依然ポジティブで、目先の勢いはなくなっているが、決して終わりというわけではない。あくまで調整局面と考えている」といった声も聞かれる。

 マクドナルド<MCD>が時間外で下落。米疾病対策センター(CDC)が、コロラド州やネブラスカ州を中心に同国西部で発生した腸管出血性大腸菌の集団感染に同社の「クォーターパウンダー」が関連していると発表した。49人が体調不良を訴え、1人が死亡したという。

 スターバックス<SBUX>が時間外で下落。前日引け後に7-9月期(第4四半期)の暫定決算を公表し、既存店売上高が予想以上の減収となったほか、3四半期連続で売上が急減したことを受け、2025年のガイダンスの公表を一旦停止すると発表した。

 テキサス・インスツルメンツ(TI)<TXN>が時間外で上昇。前日引け後に7-9月期決算(第3四半期)を発表し、冴えない内容ではあったものの、イランCEOの楽観的なトーンに次第に買いが膨らむ展開が見られている。

 AT&T<T>が決算を受け時間外で上昇。軟調な内容ではあったものの、労働者のストライキで困難な四半期であったにもかかわらず、減少こそしたものの、ほぼ横ばいの売上と予想を上回る携帯契約者数の報告に安心感が広がっている模様。

(NY時間09:03)(日本時間22:03)時間外
マクドナルド<MCD> 293.00(-21.69 -6.89%)
スターバックス<SBUX> 93.10(-3.72 -3.84%)
テキサス・インスツルメンツ<TXN> 198.66(+4.69 +2.42%)
AT&T<T> 21.97(+0.47 +2.19%)

アップル<AAPL> 233.96(-1.90 -0.81%)
マイクロソフト<MSFT> 430.50(+2.99 +0.70%)
アマゾン<AMZN> 189.30(-0.40 -0.21%)
アルファベット<GOOG> 166.86(+0.04 +0.02%)
テスラ<TSLA> 217.30(-0.67 -0.31%)
メタ<META> 582.00(-0.01 0.00%)
エヌビディア<NVDA> 142.53(-1.06 -0.74%)
AMD<AMD> 153.00(-1.09 -0.71%)
イーライリリー<LLY> 905.01(-4.14 -0.46%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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