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【市況】米国株見通し:底堅い値動きか、トランプ相場は継続も

NASDAQ <日足> 「株探」多機能チャートより

(13時30分現在)

S&P500先物      5,892.50(0.00)
ナスダック100先物  20,519.00(-23.00)


米株式先物市場でS&P500先物は変わらず、ナスダック100先物は軟調、NYダウ先物は122ドル安。米金利は上昇基調を維持し、本日の米株式市場は買い先行となりそうだ。


22日の主要3指数はまちまち。ナスダックは終盤に持ち直したものの、S&Pは3日続落、ダウは64ドル安の42924ドルと小幅ながら2日連続で値を下げた。次回11月の連邦公開市場委員会(FOMC)で追加利下げ見送りの観測が高まり、長期金利の高止まりを背景とした売りが出やすい地合いとなった。ただ、決算発表では主力株の業績拡大が顕著になり、相場を支えた。また、ソフトランディング期待の買いが大幅安を阻止した。


本日は底堅い値動きか。連邦準備制度理事会(FRB)の段階的な緩和方針を背景とした金利高が続くとみられ、積極的な買いは入りづらい。大統領選に向けた直近の情勢調査でトランプ前大統領再登板の観測が広がり、引き締め的な金融政策も意識されやすい。一方、引け後に発表されるテスラの業績が注目され、ハイテクを中心に思惑的な売り買いが予想される。ただ、今週発表の経済指標は改善が見込まれ、軟着陸が期待されるだろう。

《TY》

 提供:フィスコ

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