【市況】東証グロース市場250指数先物見通し:弱含みか
NASDAQ <日足> 「株探」多機能チャートより
本日の東証グロース市場250指数先物は、弱含みの展開を想定する。前日22日の米国市場のダウ平均は6.71ドル安の42,924.89ドル、ナスダックは33.12pt高の18,573.13ptで取引を終了した。積極的な利下げ期待の後退で売りが継続し、寄り付き後、下落。良好な経済指標や国際通貨基金(IMF)による国内経済の成長見通し引き上げを受けソフトランディング期待を受けた買いが支え相場は上昇に転じた。ダウは終盤にかけ、金利の上昇を嫌気した売りに押され、小幅安、ナスダックはハイテクへの期待に底堅く推移しプラス圏を維持した。まちまちで終了した米株市場を横目に、本日の東証グロース市場250指数先物は、弱含みの展開を想定する。夜間取引で日足一目均衡表の先行スパン(雲)上限を明確に下回ったため、下落トレンドの継続を確認、売り優勢の様相を呈している。東証プライム市場で想定時価総額が7000億円近い超大型IPO東京メトロ<9023>の上場があり、グロース市場への関心が薄れる可能性もある。今晩米国で地区連銀経済報告(ベージュブック)公表を控え、積極的に買う動きも見込み難く、相場の停滞が見込まれる。なお、夜間取引の東証グロース市場250指数先物は前営業日日中終値比4pt安の604ptで終えている。上値のメドは610pt、下値のメドは590ptとする。
《SK》
提供:フィスコ