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【注目】韓国、ウクライナへの兵器供給辞さず

 ロシアのウクライナ侵攻を支援するため派兵したとされる北朝鮮への対応で、本日緊急会合を開いた韓国の国家安全保障会議は声明で、北朝鮮に兵士の即時撤退を求めた。ブルームバーグが伝えた。

 事態の展開次第で韓国はウクライナへの兵器供給を検討する可能性があると、大統領府高官が語った。韓国大統領府は「ロ朝の軍事協力の進展状況に応じ、段階的な対抗措置をとっていく」と声明で表明。

 これに対し、北朝鮮の金正恩総書記の妹である金与正党副部長は、韓国とウクライナを「狂った者ども」と表現。

 国営朝鮮中央通信(KCNA)が報じた発表文によると、同氏は韓国が平壌に向けてドローンを飛ばし、軍事的な挑発を行ったと非難し、核保有国に対するそうした行為は世界のあらゆる政治家や軍事専門家すら想像しがたい悲惨な状況をもたらす恐れがあると警告した。
 
 同日には尹錫悦大統領と北大西洋条約機構(NATO)のルッテ事務総長が電話会談。会談後にルッテ氏は、ロシアとともにウクライナで戦うため北朝鮮が兵士を派遣するなら、著しいエスカレートになるとXに投稿。尹大統領はロ朝の関係強化は世界の安全保障に対する脅威で、座視はしないと表明した。

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