【材料】ＧＥエアロが決算受け下落　サプライチェーンの制限に苦戦＝米国株個別

（NY時間09:46）（日本時間22:46）
ＧＥエアロスペース<GE>　179.90（-14.33　-7.38%）

　航空機エンジンのＧＥエアロスペース<GE>が下落。取引開始前に７－９月期決算（第３四半期）を発表し、１株利益は予想を上回ったものの、売上高は若干下回った。ガイダンスも公表し、通期の１株利益の見通しは上方修正した一方、売上高は１桁台後半の見通しを維持している。同社はサプライチェーンの制限に苦戦しており、売上高見通し改善に対する市場の期待は後退した。

　カルプＣＥＯは声明で「今回の業績の強さと第４四半期の見通しを踏まえ、通期の売上高とキャッシュフローのガイダンスを引き上げた。やるべきことはまだ残っているが、エンジン納入は２０％以上改善し、アフターマーケットの能力拡大など、有意義な進展があった」と述べている。

（７－９月・第３四半期）
・１株利益（調整後）：1.15ドル（予想：1.13ドル）
・売上高：89.4億ドル　5.7％増（予想：90億ドル）
・FCF（調整後）：18.1億ドル（予想：12.7億ドル）

（通期見通し）
・１株利益（調整後）：4.20～4.35ドル（従来：3.95～4.20ドル）（予想：4.24ドル）
・売上高：1桁台後半を維持
・FCF（調整後）：56～58億ドル（従来：53～56億ドル）（予想：55.6億ドル）

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美

株探ニュース