【材料】サムティホールディングス---3Q「S-RESIDENCE」シリーズなど不動産販売を推進
サムティHD <日足> 「株探」多機能チャートより
サムティホールディングス<187A>は11日、2024年12月期第3四半期(23年12月-24年8月)連結決算を発表した。売上高が1,148.53億円、営業利益が159.43億円、経常利益が96.80億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が38.81億円となった。同社は、2024年6月3日にサムティ株式会社の単独株式移転により設立されたため、対前年同四半期増減率は記載していない。
不動産開発事業の売上高は676.82億円、営業利益は156.92億円となった。自社ブランド「S-RESIDENCE」シリーズ等の企画開発・販売を行っている。また当第3四半期累計期間においては、「シックスセンシズ京都」を売却した。当第3四半期累計期間においては、22物件の販売用不動産を販売した。
不動産ソリューション事業の売上高は236.79億円、営業利益は28.71億円となった。収益不動産等の取得・再生・販売を行っている。当第3四半期累計期間においては、35物件の販売用不動産を販売した。
海外事業の売上高は4.70億円、営業損失は5.56億円となった。海外における投資、分譲住宅事業を行っている。2021年11月期より販売を開始したベトナム国ハノイ市におけるスマートシティ分譲住宅事業プロジェクトについては、販売が順調に進捗している。また、プロジェクトの好調を受け、新たにホーチミン市での分譲住宅事業に参画し、2024年9月より販売を開始した。
不動産賃貸事業の売上高は55.23億円、営業利益は25.70億円となった。マンション、オフィスビル、商業施設の賃貸を行っている。当第3四半期累計期間において物件取得が順調に推移し、25物件、約234億円の収益物件を取得したほか、41物件の開発物件を竣工した。
ホテル賃貸・運営事業の売上高は133.21億円、営業利益は3.99億円となった。ホテルの賃貸及び管理を行っている。当第3四半期累計期間において、「ホテル金沢(石川県金沢市)」「バンヤンツリー・東山京都(京都府京都市)」等をはじめとした同社グループが参画するホテルは23物件となった。当第3四半期累計期間においては訪日外国人観光客の増加により、保有・運営ホテルの稼働率、客室単価は回復傾向にある。
不動産管理事業の売上高は41.75億円、営業利益は3.81億円となった。マンション、オフィスビル、商業施設の管理を行っている。
2024年12月期通期については、売上高が2,300.00億円、営業利益が300.00億円、経常利益が210.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が120.00億円とする7月12日に上方修正した連結業績業績予想を据え置いている。
同日、Song Bidco合同会社による同社の普通株式に対する公開買付けが成立することを条件に、2024年12月の期末配当予想を修正し、2024年12月の期末配当を行わないこと、及び2024年12月期より株主優待制度を廃止することを発表した。
《ST》
提供:フィスコ