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【注目】ノーベル経済学賞、MITのアセモグル氏とジョンソン氏、シカゴ大のロビンソン氏ら3名が共同受賞

 今年のノーベル経済学賞に米マサチューセッツ工科大(MIT)のアセモグル氏とジョンソン氏、そしてシカゴ大のロビンソン氏の3名が受賞した。スウェーデンの王立科学アカデミーが先ほど発表した。

 繁栄はどのように実現し、その過程において制度がどのように役割を果たしたかという分析が評価された。3氏の研究はかつての欧州による帝国主義が経済成長に与える長期的な影響がベースになっている。

 賞金1100万スウェーデン・クローナ(約1億6000万円)を3氏が共同で受け取る。

 個々の国が繁栄へと辿る道筋は旧宗主国がその国に確立した構造によって異なり得ることを、3氏の研究は明らかにしたと選考委員会は説明。
 
 3氏が2001年に共同執筆した論文は「入植者の死亡率が高く定住が困難な植民地で、欧州の旧宗主国は収奪的な制度を設けることが多かったとし、そうした制度がいまも残されていると指摘した。

 アセモグル氏はAIについて、どれほど有望であろうとも、その過剰な期待に応えられる可能性は非常に低いと指摘。多額の資金が無駄になるだろうと述べていた。

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