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【注目】本日注目すべき【好決算】銘柄 コシダカHD、竹内製作所、ファストリ (10日大引け後 発表分)

コシダカHD <日足> 「株探」多機能チャートより

 10月10日の大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。

 コシダカHD <2157> [東証P]  ★今期経常は6%増で2期連続最高益、6円増配へ
 ◆24年8月期の連結経常利益は前の期比40.8%増の109億円に拡大して着地。続く25年8月期も前期比5.5%増の115億円に伸び、2期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。今期はカラオケ事業で積極出店を継続するほか、前期に出店した51店舗が通期フル寄与する。既存店は客数を軸に増収を確保する計画。また、不動産管理事業の利益が改善することも増益に貢献する。
  併せて、今期の年間配当は前期比6円増の24円に増配する方針とした。

 ドーン <2303> [東証S]  ★6-8月期(1Q)経常は81%増益で着地
 ◆25年5月期第1四半期(6-8月)の経常利益(非連結)は前年同期比80.6%増の1.2億円に拡大して着地。主力のクラウドサービスが映像通報システム「Live119」などの契約数の伸長によって利用料収入が増加したことに加え、クラウド初期構築や大型のSI初期開発の完成にかかる売り上げなども寄与し、41.3%の大幅増収を達成した。

 テクミラ <3627> [東証S]  ★上期経常を一転黒字に上方修正
 ◆25年2月期上期(3-8月)の連結経常損益を従来予想の8000万円の赤字→6500万円の黒字(前年同期は5400万円の黒字)に上方修正し、一転して20.4%増益見通しとなった。ライフデザイン事業で5月に発売した新作ゲームソフトのアジア版が好評で販売が拡大したほか、AI&クラウド事業ではAIやDXソリューションなどの付加価値分野が好調だった。IoT&デバイス事業でODM事業の受注が計画を大きく上回ったことも上振れにつながった。

 竹内製作所 <6432> [東証P]  ★今期経常最高益予想を6%上乗せ、自社株買いも発表
 ◆25年2月期の連結経常利益を従来予想の385億円→420億円に9.1%上方修正。増益率が8.6%増→18.5%増に拡大し、従来の4期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。建設機械の需要が減速し、欧米ともに販売台数が計画を下回る一方、海上運賃の減少や円安効果などで利益は上振れする。
  併せて、発行済み株式数の4.2%にあたる200万株または70億円を上限に自社株買いを実施すると発表。

 コジマ <7513> [東証P]  ★前期経常が上振れ着地・今期は微増益、2円増配へ
 ◆24年8月期の経常利益(非連結)は前の期比28.8%増の66.2億円になり、従来予想の55億円を上回って着地。続く25年8月期は前期比0.3%増の66.5億円の見通しとなった。前期上振れは携帯電話、エアコン、テレビが好調に推移したこと加え、高付加価値商品の販売増加で利益率が改善したことが要因。今期は創業70周年記念セールなどの販促施策を展開するほか、引き続き高付加価値商品を強化する計画。
  併せて、前期の年間配当を14円→16円(前の期は14円)に増額し、今期も前期比2円増の18円に増配する方針とした。

 ダイコー通産 <7673> [東証S]  ★6-8月期(1Q)経常は79%増益で着地
 ◆25年5月期第1四半期(6-8月)の経常利益(非連結)は前年同期比78.7%増の2.4億円に拡大して着地。大型のデータセンター設備案件、医療福祉施設向けの屋内通信設備案件、消防通信設備案件などの受注が増加し、21.4%の大幅増収を達成した。

 チヨダ <8185> [東証P]  ★上期経常を59%上方修正
 ◆25年2月期上期(3-8月)の連結経常利益を従来予想の11.5億円→18.2億円に59.0%上方修正。増益率が7.5%増→70.9%増に拡大する見通しとなった。靴事業でプライベートブランド商品を中心に販促活動を強化し、売上高が計画を上回ったことが寄与。不採算店舗の閉鎖に加え、管理費や人件費の削減、在庫の抑制などを進めたことも上振れに貢献した。

 松屋 <8237> [東証P]  ★上期経常が3.1倍増益で着地
 ◆25年2月期上期(3-8月)の連結経常利益は前年同期比3.1倍の27.6億円に急拡大して着地。富裕層を中心とした堅調な消費動向に加え、7月の免税売上高が過去最高を更新するなど、円安を背景に訪日外国人観光客が拡大したことが追い風となり、23.6%の大幅増収を達成した。

 UNEXT <9418> [東証P]  ★今期経常は6%増で8期連続最高益、増配と株式3分割も発表
 ◆24年8月期の連結経常利益は前の期比38.9%増の283億円に拡大して着地。続く25年8月期も前期比5.9%増の300億円と8期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。今期は電力サービスの契約増やコスト増加分の転嫁によって通信・エネルギー部門の収益が拡大するほか、動画配信のユーザー数増加でコンテンツ配信部門も伸びる。
  併せて、前期の年間配当を32円→33円(前の期は21.5円)に増額し、今期は14円を実施する方針とした。同時に発表した11月末割当の1→3の株式分割を考慮した実質配当は27.3%増配となる。

 オオバ <9765> [東証P]  ★6-8月期(1Q)経常は8.4倍増益で着地
 ◆25年5月期第1四半期(6-8月)の連結経常利益は前年同期比8.4倍の2.7億円に急拡大して着地。土地区画整理事業における業務代行収入とリース取引に関する賃貸料収入を含む事業ソリューション業務の収益が急拡大したうえ、主力の建設コンサルタント業務も伸び、45.2%の大幅増収を達成した。

 ファストリ <9983> [東証P]  ★今期最終は3%増で5期連続最高益、50円増配へ
 ◆24年8月期の連結最終利益は前の期比25.6%増の3719億円に伸びて着地。続く25年8月期は前期比3.5%増の3850億円と5期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。今期は海外ユニクロ事業が欧米やアジア・オセアニアを中心に大幅な増収増益を計画するほか、国内ユニクロ事業は若干の増収増益、ジーユー事業とグローバルブランド事業も増収増益を見込む。
  併せて、今期の年間配当は前期比50円増の450円に増配する方針とした。

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