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【市況】ダウ先物は下落 米CPI、米新規失業保険申請件数とも予想上回る=米国株

米株価指数先物(12月限)(NY時間09:02)(日本時間22:02)
ダウ先物 42717(-96.00 -0.22%)
S&P500 5821.75(-19.50 -0.33%)
ナスダック100先物 20363.25(-100.25 -0.49%)

 米株価指数先物市場でダウ先物とS&P500、ナスダック100の3指数とも下落している。日本時間21時半に発表になった9月の米消費者物価指数(CPI)と米新規失業保険申請件数を受けて米株式市場はネガティブな反応を示している。

 米CPIは予想を若干上回り、このところのインフレ圧力低下の一服感を示す内容となった。一方、米新規失業保険申請件数は予想を大きく上回り、雇用の冷え込みを示す内容となっている。ソフトランディングを期待している米株式市場にとっては、どちらも歓迎できる内容ではなさそうだ。

 また、取引開始前に発表になったデルタ航空<DAL>の決算が弱く、航空株か時間外で全般的に下落していることもムードを重くしている模様。デルタ航空はガイダンスで第4四半期の1株利益の見通しが予想を下回ったほか、通期の1株利益も、従来予想の中間値に留まるとしている。 今回の決算は厳しい夏場の旅行シーズンからの回復が遅れていることを示唆していた。

 ファイザー<PFE>が下落。アクティビスト(物言う株主)のスターボードが同社株を大量保有し話題となっているが、スターボードは同社の元幹部リード氏とダメリオ氏に協力を打診したとしていた。しかし、両氏はアクティビスト・キャンペーンには関与しないことを決定したと表明。

 携帯向けチップメーカーのスカイワークス<SWKS>が下落。アナリストが投資判断を「売り」に引き下げた。来年の販売台数の増加はより緩やかなものになると見込んでいるという。

 医療機器の10Xジェノミクス<TXG>が時間外で大幅安。前日引け後に7-9月期(第3四半期)の暫定決算を公表し、売上高を1.52億ドルと見込み、予想を下回っていた。

(NY時間09:12)(日本時間22:12)時間外
デルタ航空<DAL> 50.03(-0.95 -1.86%)
ファイザー<PFE> 29.86(-0.33 -1.09%)
スカイワークス<SWKS> 94.22(-3.58 -3.66%)
10Xジェノミクス<TXG> 14.97(-5.84 -28.06%)

アップル<AAPL> 227.61(-1.93 -0.84%)
マイクロソフト<MSFT> 415.59(-1.87 -0.45%)
アマゾン<AMZN> 187.50(+2.33 +1.26%)
アルファベット<GOOG> 162.67(-0.39 -0.24%)
テスラ<TSLA> 242.53(+1.48 +0.61%)
メタ<META> 587.00(-3.51 -0.59%)
エヌビディア<NVDA> 131.58(-1.07 -0.81%)
AMD<AMD> 171.00(-0.02 -0.01%)
イーライリリー<LLY> 924.00(+4.26 +0.46%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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