【材料】<動意株・9日>(前引け)=イオンディラ、ウェリタス、中本パックス
イオンディラ <日足> 「株探」多機能チャートより
Veritas In Silico<130A>=急伸。この日の寄り前、イギリスのリバプール・カイロケム(チェシャー州、以下「LCC」)との間で、RNAを標的とした低分子医薬品の共同創薬事業に関するパートナーシップを結ぶことで合意したと発表しており、これを好感した買いが入っている。今回のパートナーシップは、LCCの持つ化学薬品プラットフォームと、ウェリタス独自の創薬プラットフォーム「ibVIS」を融合させることで、非公開のmRNA標的に対する、世界最新かつ最高峰レベルのフラグメント化合物創出を目指すもの。既に7月からLCCが保有するフラグメント化合物についてスクリーニング分析を実施しており、その分析結果が良好であったため、共同でRNAを標的とする低分子医薬品の創薬及び開発を進めることになったという。なお、同件に伴う24年12月期業績予想への変更はないとしている。
中本パックス<7811>=大幅反発。8日の取引終了後に発表した第2四半期累計(3~8月)連結決算が、売上高243億7600万円(前年同期比9.4%増)、営業利益15億6000万円(同53.0%増)、純利益12億4700万円(同82.0%増)となり、従来予想の営業利益10億円を大きく上回って着地したことが好感されている。IT・工業材関連のスマートフォン用途や半導体関連の受注が増加したことに加えて、下期に想定していた受注が前倒しになったことが売上高を押し上げた。また、生活資材関連で利益率の高い自社商品の販売が好調に推移。24年2月に連結子会社化した中本アドバンストフィルム(旧MICS化学)も貢献した。
※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。
出所:MINKABU PRESS