【経済】このあと８月の米求人件数　前回から若干の減少が見込まれる

＊米求人件数（8月）23:00
予想　765.0万人　前回　767.3万人

　このあと日本時間２３時に８月の米求人件数が発表される。予想では７６５万人と前回から若干の減少が見込まれている。前回は２０２１年１月以来の低水準に低下していたが、今回もその流れが続くことが予想されている。

　労働市場の冷え込みの大半はレイオフよりも労働者に対する過剰需要の減少による。需要と供給のバランスから、雇用市場はパンデミック前よりも弱い状態にあることが示されると考えられているようだ。

　８月の米雇用統計は採用ペースがやや改善し、賃金上昇と就業時間の増加が加速していることが示されていた。通常であればこれは求人数の増加に対応する労働需要の増加を示していると考えられる。しかし、ミスマッチにより今後数カ月間は採用ペースが鈍化する可能性もあるという。

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美

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