【経済】【クラファン・優待】プロ手作りのおいしい料理が自宅に届くマッチングPF Kamanova、10月2日募集開始
プロ手作りの料理が自宅に届くサービスを展開する株式会社Kamanova(東京都渋谷区)が、株式投資型クラウドファンディング(普通株式型)による出資を募集します。申し込みは10月2日19時30分開始を予定しています。
※「みなし時価総額」はミンカブ編集部が「発行済み株式数×募集株式の払込金額」により試算
プロの手作り料理を自宅で楽しめる
(出典:FUNDINNO)
「Kamanova(カマノバ)」はプロの料理人や経験豊富な栄養士などの料理人と、自宅で高品質な手作り料理を楽しみたいユーザーをマッチングするプラットフォームです。
シェフはKamanovaが提供するシェアキッチンで料理を作り、料理は冷蔵便で配送。従来の出張シェフサービスと異なり、シェフは複数の家庭向けに一度に作ることができるため収入を増やしやすく、ユーザーも自宅に他人を招く必要がありません。
登録シェフの経歴は和食やフレンチ、イタリアンなどさまざまで、旬の食材を使用した家庭料理からグレードの高い特別な料理までそろえており、通常の宅食サービスでは難しい細やかなカスタマイズにも対応しているそうです。
同社は「成長のための課題」「解決方法」として以下を挙げています。
【成長のための課題】
・継続率向上に向けたサービス・オペレーションの品質向上
・離脱率を極小化するためのサービス設計
・「へビーユーザー」になってもらいやすい顧客群解像度・マーケティング精度の向上
【解決方法】
・人材採用・組織基盤の強化
・サイトおよびシステムのUI/UX刷新、機能拡充
注目される「出張シェフサービス」、しかし課題も…
(出典:FUNDINNO)
出産・育児期でもキャリアを継続する女性の増加などにより、夫婦共に年収700万円以上の「パワーカップル世帯」が急増。同世帯では夫婦共に現役世代・共働きであることが多く、料理を含む家事負担の軽減が大きな課題になっていると同社は考えています。
また、家事負担の軽減を図るための家事代行サービスも近年、急速に成長。あるアンケート調査で、「仕事や育児で家事に手が回らなくなったため」「依頼している家事が苦手なため」など、「日常の家事の問題」を解決するために同サービスを利用する人が増加していることが分かったそうです。
同社によると、「出張シェフサービス」も家事代行の一つとして注目が集まっていますが、黎明期のサービスゆえの課題もあるといいます。
従来型のサービスは、パーティーなどの「ハレの日」と、「いつもの食事」の2つのシーンで使われることが多いものの、前者は注文が頻繁にあるわけではないため、シェフは収入を安定させることが難しかったり、特別な料理を作れるスキルが求められるため、「家庭料理」寄りのスキルを持つシェフは単価を上げにくいという課題があったそうです。また、利用者でも、「プロとはいえ他人を家に上げるのは不安」という悩みを持つ人が多く、利用そのものが難しいという課題があったといいます。
一方、「いつもの食事」は利用される回数自体は多いものの、シェフは1度に1家族分しか調理できないほか、料理自体が「家庭料理」寄りになり、単価が低くなりがちで、1件あたりの報酬が上がりにくいという課題があったそうです。
「『Kamanova』は、シェアキッチン×配送の『出張しない出張シェフ』型のサービスを提供することでこれらの課題を解決し、シェフや共働き家庭に、より良い選択肢を提供できるようになることを目指しています」(同社)。
市場の魅力・事業内容・ビジネスモデル・特徴
(出典:FUNDINNO)
「Kamanova」では「宅配で届くいつもの食事」をメインに扱っているため、フードデリバリー市場をTAM(獲得可能な全体市場規模)と捉えています。同市場の規模は新型コロナの影響を契機に拡大し、2023年に約8622億円に到達。これらのサービスは社会に定着し、今後も需要増加が見込まれているそうです。
一方、SAM(ターゲットを加味した市場規模)は宅配×出張シェフ市場で規模は約567億円、2012~2021年の年平均成長率(CAGR)は約22.4%と試算されるなど、「今後も非常に有望な市場と考えています」(同社)。
(出典:FUNDINNO)
同社は2024年4月、プロの作り置きの家庭料理を届けるサービス「Kamanova」をローンチ。登録シェフと料理を作ってほしいユーザーをマッチングし、「いつもの食事」に新たな選択肢を見いだしていくことを目指しています。
「Kamanova」は、シェフ側は「一度にたくさん作れるので、報酬を増やしやすい」「商圏を圧倒的に拡張できる(東京のシェフが大阪のユーザーの料理を作るetc)」「家庭用ではなく業務用の調理器具を使える」、ユーザー側は「他人を家に上げなくてよい」「効率よく作れる分、出張シェフよりも比較的安価」と双方にメリットのある構造を実現。
また、飲食店を営むには立地条件が悪いものの、デリバリーの拠点としてならば活用できる調理施設も多いといい、「これらの施設やオーナー様にも『Kamanova』に参画いただくことで、社会的リソースの有効活用も期待できます」(同社)。
(出典:FUNDINNO)
「Kamanova」は「いつもの食事」を提供する継続型のビジネスモデルであるため、特にLTV(顧客生涯価値)向上につながる指標を重視し、同社の予測売上高の重要な前提になっているそうです。
「これらの数値は多くの指標/計測対象顧客群で当初想定を上回っており、今後の事業伸長に向けて、さらなる向上を目指してまいります」(同社)
【主な指標と実績(※2024年8月時点)】
ARPU(顧客当たり月間売上額/税込):約2万7607円
リピート率:約32%
へービーユーザー転換率(毎週購入):10%~
(出典:FUNDINNO)
「Kamanova」では、シェフや希望料理の検索から注文・決済まですべてオンラインで完結。注文が入ったシェフはシェアキッチンで料理を作って冷蔵便で発送します。対応エリアは現状、渋谷のシェアキッチンから宅配便が翌日届く地域に限られており、消費期限は3~4日です。
同社は作業場所(シェアキッチン)、サービスサイト、集客、配送手段等の調理インフラを提供する対価として、販売額の20~25%を手数料として受け取ります。
「今後の機能追加により、シェフ側は料理のデリバリー販売だけではなく、レシピ販売や会員向けの料理レッスンでも収益を得られるようになる予定です」(同社)
(出典:FUNDINNO)
「Kamanova」は足元では、高所得×共働きのいわゆる「パワーカップル世帯」をメインターゲットとして展開。利用者のアンケートでもこの傾向が裏付けられており、他社との差別化を図りやすいポジションを獲得できているといいます。
(出典:FUNDINNO)
同社は「Kamanova」について、大量生産品や冷凍食品の宅配サービスと比較して以下のような優位性があると考えています。
(1)カスタマイズ性
注文ごとにシェフが調理するため、「ピーマンを抜いてほしい」「この前の煮物がおいしかったので、また作ってほしい」などの細かな要望に柔軟に対応可能。
(2)手作り
「手作りだから」「おいしいから」などのシンプルな理由で、「Kamanova」を選んでいる人が多い。「添加物等の使用を控えてほしい」「国産の食材を使ってほしい」などの要望も多く、これらも利点の一つ。
(3)シェフ個人の魅力
シェフのバックグラウンドやストーリーに共感してリピートする人も多く、料理だけでなく、シェフに魅力を感じて利用してもらえることも優位性の一つ。
今後の成長に向けて
(1)2030年よりIPO準備開始
(出典:FUNDINNO)
(2)短期計画
(出典:FUNDINNO)
「Kamanova」では、まず、シェフの報酬増大に注力する方針です。報酬が増大することで、プラットフォームに優秀なシェフが流入して売上高や継続率が向上、また、データが蓄積されていくことで、より有効な戦略を打ち出していく好循環が生まれると考えています。
今後、サービスから得られた顧客の属性や行動のデータを分析し、ヘビーユーザー群の解像度を高めていく計画です。これらをマーケティングやサービス改善に生かすことで、新規会員獲得のCAC(顧客獲得コスト)削減につながるといいます。
解約率低減につながるサブスク(お気に入りのシェフや「Kamanova」おすすめの料理の定期配送)実装やカスタマイズ機能の高度化も検討中で、「将来的に、データを基に自身の好みに合った最適なプランを顧客に提案したり、シェフの報酬を最大化させるための出品をサポートしたりすることができるレコメンドエンジンも実装予定です」(同社)。
(3)中長期計画
「Kamanova」のシェアキッチンは、1拠点でなるべく多くのシェフに調理してもらう必要があるため、拠点数拡大を進めつつ、同時調理がしやすい環境の整備に投資していく計画です。2025年からは日本全国のシェフの取り込みや配送可能エリアの拡大に向けて、関西圏を中心に拠点の拡大を目指すとしています。
「都市圏への出店のみならず、一定の人口集積がある地方都市や都市郊外のエリアなどにも、比較的小型の拠点を設けていくことで、さらなるシェフ需要の取り込みを進めるとともに、拠点固定費の圧縮を通じたユニットエコノミクスの改善を図っていきます」(同社)
現在は経験豊富で比較的高単価なシェフが中心ですが、将来的には、より安価な価格帯での出品が可能な、料理上手の一般主婦などを取り込んでいく計画です。
「より多くのお客様が利用しやすい価格帯の出品を充実させ、多くのお客様に使っていただけるサービスにしていくことで、さらなるスケール拡大を狙っていきます」(同社)
(4)2032年に会員ユーザー数累計約7万人を計画
(出典:FUNDINNO)
類似上場企業(業態やサービス・製品などで類似性の見られる企業)
・タイミー <215A> [東証G]
・ランディックス <2981> [東証G]
・クラウドワークス <3900> [東証G]
・シェアリングテクノロジー <3989> [東証G]
・ココナラ <4176> [東証G]
株主優待
【基準日】
毎年12月末日
【優待内容】
・1~140株:30%割引×1回
・141~420株:100%割引×1回(実質1回分無料)
・421株:100%割引×2回(実質2回分無料)
※基本価格10,000円以下のメニューのみ対象。100%割引の場合、税・送料の負担なし(基本価格:シェフが出品時に設定する、税・送料抜きの価格)。
【申し込み方法】
・基準日経過後、メールにて申し込みの案内をする。
・その際、同社問い合わせアドレス(info@kamanova.co.jp)まで、氏名・住所を明記の上、「株主優待を利用する」と知らせる。
【注意事項】
・1人、1年に1回限りの優待。
・優待内容は変更になる場合がある。
発行者・募集情報
■募集株式の発行者の商号及び住所、資本金等
株式会社Kamanova
東京都渋谷区宇田川町3-7ヒューリック渋谷公園通りビル5F-73
資本金:6,000,000円(2024年8月28日現在)
発行済株式総数:240,000株(同)
発行可能株式総数:100,000,000株
設立日:2023年6月27日
決算日:5月31日
■募集株式の発行者の代表者
代表取締役 藤田光児
■募集株式の種類及び数(上限)
普通株式 41,440株
■募集株式の払込金額
1株あたり 700円
■資金使途
・目標募集額達成時の資金使途内訳
調達額793万円を以下の目的に充てる予定。
人件費 100万円
サイト改修費 150万円
マーケティング費 369万円
手数料 174万円
・上限募集額達成時の資金使途内訳
上記に追加し、調達額2,107万円(目標募集額793万円と上限募集額2,900万円との差額)を以下の目的に充てる予定。
人件費 614万円
サイト改修費 200万円
マーケティング費 828万円
手数料 463万円
■投資金額のコース及び株数
98,000円コース(140株)
196,000円コース(280株)
294,000円コース(420株)
392,000円コース(560株)
490,000円コース(700株)
980,000円コース(1,400株)
1,960,000円コース(2,800株)
2,940,000円コース(4,200株)
3,920,000円コース(5,600株)
4,900,000円コース(7,000株)
9,996,000円コース(14,280株)
※特定投資家口座以外からの申し込みの場合、490,000円コース(700株)までしか申し込みできない。特定投資家口座からの申し込みの場合、9,996,000円コース(14,280株)を上限とする。
■申込期間
2024年10月2日~10月18日
■目標募集額
7,938,000円(上限募集額 29,008,000円)
※特定投資家口座全体からの申し込みの上限は23,128,000円とする。
■払込期日
2024年11月12日
■連絡先
株式会社Kamanova
電話番号:070-5583-9836
メールアドレス:info@kamanova.co.jp
※本株式投資型クラウドファンディングの詳細については、FUNDINNOの下記ページをご覧ください。
▼〈優待あり〉高所得世帯御用達の手作り料理宅配プラットフォーム。戦略コンサル出身の経営陣が"いつもの食事"をアップデート「Kamanova」
株探ニュース
・ | 普通株式型 |
・ | 目標募集額:793万8000円、上限募集額:2900万8000円 |
・ | エンジェル税制あり(優遇措置Aおよびプレシード・シード特例適用) |
・ | 株主優待あり:「Kamanova」サービスを割引または実質無料で提供 |
・ | みなし時価総額:1億6800万円 |
・ | 類似上場企業:タイミー <215A> [東証G]、ランディックス <2981> [東証G]、クラウドワークス <3900> [東証G]、シェアリングテクノロジー <3989> [東証G]、ココナラ <4176> [東証G] |
プロの手作り料理を自宅で楽しめる
(出典:FUNDINNO)
「Kamanova(カマノバ)」はプロの料理人や経験豊富な栄養士などの料理人と、自宅で高品質な手作り料理を楽しみたいユーザーをマッチングするプラットフォームです。
シェフはKamanovaが提供するシェアキッチンで料理を作り、料理は冷蔵便で配送。従来の出張シェフサービスと異なり、シェフは複数の家庭向けに一度に作ることができるため収入を増やしやすく、ユーザーも自宅に他人を招く必要がありません。
登録シェフの経歴は和食やフレンチ、イタリアンなどさまざまで、旬の食材を使用した家庭料理からグレードの高い特別な料理までそろえており、通常の宅食サービスでは難しい細やかなカスタマイズにも対応しているそうです。
同社は「成長のための課題」「解決方法」として以下を挙げています。
【成長のための課題】
・継続率向上に向けたサービス・オペレーションの品質向上
・離脱率を極小化するためのサービス設計
・「へビーユーザー」になってもらいやすい顧客群解像度・マーケティング精度の向上
【解決方法】
・人材採用・組織基盤の強化
・サイトおよびシステムのUI/UX刷新、機能拡充
注目される「出張シェフサービス」、しかし課題も…
(出典:FUNDINNO)
出産・育児期でもキャリアを継続する女性の増加などにより、夫婦共に年収700万円以上の「パワーカップル世帯」が急増。同世帯では夫婦共に現役世代・共働きであることが多く、料理を含む家事負担の軽減が大きな課題になっていると同社は考えています。
また、家事負担の軽減を図るための家事代行サービスも近年、急速に成長。あるアンケート調査で、「仕事や育児で家事に手が回らなくなったため」「依頼している家事が苦手なため」など、「日常の家事の問題」を解決するために同サービスを利用する人が増加していることが分かったそうです。
同社によると、「出張シェフサービス」も家事代行の一つとして注目が集まっていますが、黎明期のサービスゆえの課題もあるといいます。
従来型のサービスは、パーティーなどの「ハレの日」と、「いつもの食事」の2つのシーンで使われることが多いものの、前者は注文が頻繁にあるわけではないため、シェフは収入を安定させることが難しかったり、特別な料理を作れるスキルが求められるため、「家庭料理」寄りのスキルを持つシェフは単価を上げにくいという課題があったそうです。また、利用者でも、「プロとはいえ他人を家に上げるのは不安」という悩みを持つ人が多く、利用そのものが難しいという課題があったといいます。
一方、「いつもの食事」は利用される回数自体は多いものの、シェフは1度に1家族分しか調理できないほか、料理自体が「家庭料理」寄りになり、単価が低くなりがちで、1件あたりの報酬が上がりにくいという課題があったそうです。
「『Kamanova』は、シェアキッチン×配送の『出張しない出張シェフ』型のサービスを提供することでこれらの課題を解決し、シェフや共働き家庭に、より良い選択肢を提供できるようになることを目指しています」(同社)。
市場の魅力・事業内容・ビジネスモデル・特徴
(出典:FUNDINNO)
「Kamanova」では「宅配で届くいつもの食事」をメインに扱っているため、フードデリバリー市場をTAM(獲得可能な全体市場規模)と捉えています。同市場の規模は新型コロナの影響を契機に拡大し、2023年に約8622億円に到達。これらのサービスは社会に定着し、今後も需要増加が見込まれているそうです。
一方、SAM(ターゲットを加味した市場規模)は宅配×出張シェフ市場で規模は約567億円、2012~2021年の年平均成長率(CAGR)は約22.4%と試算されるなど、「今後も非常に有望な市場と考えています」(同社)。
(出典:FUNDINNO)
同社は2024年4月、プロの作り置きの家庭料理を届けるサービス「Kamanova」をローンチ。登録シェフと料理を作ってほしいユーザーをマッチングし、「いつもの食事」に新たな選択肢を見いだしていくことを目指しています。
「Kamanova」は、シェフ側は「一度にたくさん作れるので、報酬を増やしやすい」「商圏を圧倒的に拡張できる(東京のシェフが大阪のユーザーの料理を作るetc)」「家庭用ではなく業務用の調理器具を使える」、ユーザー側は「他人を家に上げなくてよい」「効率よく作れる分、出張シェフよりも比較的安価」と双方にメリットのある構造を実現。
また、飲食店を営むには立地条件が悪いものの、デリバリーの拠点としてならば活用できる調理施設も多いといい、「これらの施設やオーナー様にも『Kamanova』に参画いただくことで、社会的リソースの有効活用も期待できます」(同社)。
(出典:FUNDINNO)
「Kamanova」は「いつもの食事」を提供する継続型のビジネスモデルであるため、特にLTV(顧客生涯価値)向上につながる指標を重視し、同社の予測売上高の重要な前提になっているそうです。
「これらの数値は多くの指標/計測対象顧客群で当初想定を上回っており、今後の事業伸長に向けて、さらなる向上を目指してまいります」(同社)
【主な指標と実績(※2024年8月時点)】
ARPU(顧客当たり月間売上額/税込):約2万7607円
リピート率:約32%
へービーユーザー転換率(毎週購入):10%~
(出典:FUNDINNO)
「Kamanova」では、シェフや希望料理の検索から注文・決済まですべてオンラインで完結。注文が入ったシェフはシェアキッチンで料理を作って冷蔵便で発送します。対応エリアは現状、渋谷のシェアキッチンから宅配便が翌日届く地域に限られており、消費期限は3~4日です。
同社は作業場所(シェアキッチン)、サービスサイト、集客、配送手段等の調理インフラを提供する対価として、販売額の20~25%を手数料として受け取ります。
「今後の機能追加により、シェフ側は料理のデリバリー販売だけではなく、レシピ販売や会員向けの料理レッスンでも収益を得られるようになる予定です」(同社)
(出典:FUNDINNO)
「Kamanova」は足元では、高所得×共働きのいわゆる「パワーカップル世帯」をメインターゲットとして展開。利用者のアンケートでもこの傾向が裏付けられており、他社との差別化を図りやすいポジションを獲得できているといいます。
(出典:FUNDINNO)
同社は「Kamanova」について、大量生産品や冷凍食品の宅配サービスと比較して以下のような優位性があると考えています。
(1)カスタマイズ性
注文ごとにシェフが調理するため、「ピーマンを抜いてほしい」「この前の煮物がおいしかったので、また作ってほしい」などの細かな要望に柔軟に対応可能。
(2)手作り
「手作りだから」「おいしいから」などのシンプルな理由で、「Kamanova」を選んでいる人が多い。「添加物等の使用を控えてほしい」「国産の食材を使ってほしい」などの要望も多く、これらも利点の一つ。
(3)シェフ個人の魅力
シェフのバックグラウンドやストーリーに共感してリピートする人も多く、料理だけでなく、シェフに魅力を感じて利用してもらえることも優位性の一つ。
今後の成長に向けて
(1)2030年よりIPO準備開始
(出典:FUNDINNO)
(2)短期計画
(出典:FUNDINNO)
「Kamanova」では、まず、シェフの報酬増大に注力する方針です。報酬が増大することで、プラットフォームに優秀なシェフが流入して売上高や継続率が向上、また、データが蓄積されていくことで、より有効な戦略を打ち出していく好循環が生まれると考えています。
今後、サービスから得られた顧客の属性や行動のデータを分析し、ヘビーユーザー群の解像度を高めていく計画です。これらをマーケティングやサービス改善に生かすことで、新規会員獲得のCAC(顧客獲得コスト)削減につながるといいます。
解約率低減につながるサブスク(お気に入りのシェフや「Kamanova」おすすめの料理の定期配送)実装やカスタマイズ機能の高度化も検討中で、「将来的に、データを基に自身の好みに合った最適なプランを顧客に提案したり、シェフの報酬を最大化させるための出品をサポートしたりすることができるレコメンドエンジンも実装予定です」(同社)。
(3)中長期計画
「Kamanova」のシェアキッチンは、1拠点でなるべく多くのシェフに調理してもらう必要があるため、拠点数拡大を進めつつ、同時調理がしやすい環境の整備に投資していく計画です。2025年からは日本全国のシェフの取り込みや配送可能エリアの拡大に向けて、関西圏を中心に拠点の拡大を目指すとしています。
「都市圏への出店のみならず、一定の人口集積がある地方都市や都市郊外のエリアなどにも、比較的小型の拠点を設けていくことで、さらなるシェフ需要の取り込みを進めるとともに、拠点固定費の圧縮を通じたユニットエコノミクスの改善を図っていきます」(同社)
現在は経験豊富で比較的高単価なシェフが中心ですが、将来的には、より安価な価格帯での出品が可能な、料理上手の一般主婦などを取り込んでいく計画です。
「より多くのお客様が利用しやすい価格帯の出品を充実させ、多くのお客様に使っていただけるサービスにしていくことで、さらなるスケール拡大を狙っていきます」(同社)
(4)2032年に会員ユーザー数累計約7万人を計画
(出典:FUNDINNO)
類似上場企業(業態やサービス・製品などで類似性の見られる企業)
・タイミー <215A> [東証G]
・ランディックス <2981> [東証G]
・クラウドワークス <3900> [東証G]
・シェアリングテクノロジー <3989> [東証G]
・ココナラ <4176> [東証G]
株主優待
【基準日】
毎年12月末日
【優待内容】
・1~140株:30%割引×1回
・141~420株:100%割引×1回(実質1回分無料)
・421株:100%割引×2回(実質2回分無料)
※基本価格10,000円以下のメニューのみ対象。100%割引の場合、税・送料の負担なし(基本価格:シェフが出品時に設定する、税・送料抜きの価格)。
【申し込み方法】
・基準日経過後、メールにて申し込みの案内をする。
・その際、同社問い合わせアドレス(info@kamanova.co.jp)まで、氏名・住所を明記の上、「株主優待を利用する」と知らせる。
【注意事項】
・1人、1年に1回限りの優待。
・優待内容は変更になる場合がある。
発行者・募集情報
■募集株式の発行者の商号及び住所、資本金等
株式会社Kamanova
東京都渋谷区宇田川町3-7ヒューリック渋谷公園通りビル5F-73
資本金:6,000,000円(2024年8月28日現在)
発行済株式総数:240,000株(同)
発行可能株式総数:100,000,000株
設立日:2023年6月27日
決算日:5月31日
■募集株式の発行者の代表者
代表取締役 藤田光児
■募集株式の種類及び数(上限)
普通株式 41,440株
■募集株式の払込金額
1株あたり 700円
■資金使途
・目標募集額達成時の資金使途内訳
調達額793万円を以下の目的に充てる予定。
人件費 100万円
サイト改修費 150万円
マーケティング費 369万円
手数料 174万円
・上限募集額達成時の資金使途内訳
上記に追加し、調達額2,107万円(目標募集額793万円と上限募集額2,900万円との差額)を以下の目的に充てる予定。
人件費 614万円
サイト改修費 200万円
マーケティング費 828万円
手数料 463万円
■投資金額のコース及び株数
98,000円コース(140株)
196,000円コース(280株)
294,000円コース(420株)
392,000円コース(560株)
490,000円コース(700株)
980,000円コース(1,400株)
1,960,000円コース(2,800株)
2,940,000円コース(4,200株)
3,920,000円コース(5,600株)
4,900,000円コース(7,000株)
9,996,000円コース(14,280株)
※特定投資家口座以外からの申し込みの場合、490,000円コース(700株)までしか申し込みできない。特定投資家口座からの申し込みの場合、9,996,000円コース(14,280株)を上限とする。
■申込期間
2024年10月2日~10月18日
■目標募集額
7,938,000円(上限募集額 29,008,000円)
※特定投資家口座全体からの申し込みの上限は23,128,000円とする。
■払込期日
2024年11月12日
■連絡先
株式会社Kamanova
電話番号:070-5583-9836
メールアドレス:info@kamanova.co.jp
※本株式投資型クラウドファンディングの詳細については、FUNDINNOの下記ページをご覧ください。
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