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【材料】<動意株・26日>(大引け)=TOWA、ウィルG、リミックスなど

TOWA <日足> 「株探」多機能チャートより
 TOWA<6315>=急動意。株価は大底圏に位置していたが、半導体関連株見直しの流れに乗って急速に買い戻された。他社とは一線を画す超精密金型を中核技術に後工程の半導体製造装置大手として樹脂封止装置や切断加工装置を手掛ける。アジア地域を中心に海外売上高比率が9割近くを占めるグローバル企業で足もとの円安も追い風材料として意識されている。25年3月期は営業46%増益の126億円予想と大幅な伸びで22年3月期以来3期ぶりの過去最高利益を更新する見通しで、足もとの株価は出遅れ感が際立っている。今月中旬にはJPモルガン証券が共同保有の形で5%超の大株主に浮上するなど、株式需給面でも思惑がある。

 ウィルグループ<6089>=25日線足場に4ケタ大台復帰。コールセンターや工場派遣、介護分野などカテゴリーに特化した人材サービスを展開する。販管費抑制や価格交渉による利益率改善が顕著で、足もとの営業利益は会社側の想定を上回って推移しており、25年3月期上期(24年4~9月)は従来計画の5億3000万円から7億8000万円(前年同期比61%減)に大きく増額した。これが足もとの株価を刺激する格好となっている。

 リミックスポイント<3825>=後場急伸。この日正午ごろ、余剰資金の一部を暗号資産の投資・保有に充てると発表した。投資総額は15億円。ビットコインに12億円、イーサリアムとソラナ、アバランチにそれぞれ1億円ずつ投資する。市場の状況を踏まえながら年内の購入完了をメドに分割で購入していくという。この発表が材料視されたようだ。

 日本電子材料<6855>=上げ足強める。25日の取引終了後、第1四半期決算公表時に取り下げた25年3月期通期の業績予想を発表。通期の連結売上高は前期比18.0%増の206億円、経常利益は同3.4倍の34億円に拡大する見通しとなり、これを好感する買いが入っている。第3四半期以降はメモリー向けプローブカードで主要顧客の需要回復が遅れる一方、非メモリー向けは堅調な需要が継続し、2ケタ増収を見込む。また、年間を通じたメモリー向けプローブカードを中心とした高付加価値製品の拡販なども利益を押し上げる。業績好調に伴い、未定としていた年間配当は前期比15円増の55円を実施する方針を示したことも評価材料となっている。

 山一電機<6941>=6連騰で上げ足加速。2600円台を一気に回復した。同社は検査用やコネクター・実装用として使うICソケットを手掛ける。海外売上比率が売り上げの9割近くを占めており、群を抜く「超微細加工技術」で世界シェア4割前後のトップメーカーとして海外投資家からも注目度が高い。半導体セクターへの投資資金還流が顕著となるなか、株価の出遅れ感が強い同社株に物色の矛先が向いている。業績も25年3月期は営業利益段階で前期比3倍の88億円を見込んでいる。きょうはマドを開けて買われているが、テクニカル的にも5日・25日移動平均線のゴールデンクロスが目前で底入れ本番の様相をみせている。

 アセンテック<3565>=上値指向鮮明。同社は仮想デスクトップ関連のソリューションサービスや製品を手掛けており、近年の生成AI市場の急拡大が収益機会を高めている。そうしたなか、25日取引終了後に、仮想デスクトップソフトウェアなどを提供する米Cloud Software Groupと資本・業務提携することを発表した。Cloud社を割当先とする70万株の第三者割当増資(発行価格は551円)を実施する。今回の提携に伴う業容拡大効果に期待した買いを呼び込んでいる。

※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。 

出所:MINKABU PRESS

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