【市況】ダウ平均は小幅高 株高の流れは本日も継続 ただ、高値警戒感も指摘される=米国株序盤
NY株式24日(NY時間12:21)(日本時間01:21)
ダウ平均 42152.56(+27.91 +0.07%)
ナスダック 18076.98(+102.71 +0.57%)
CME日経平均先物 37895(大証終比:+75 +0.20%)
きょうのNY株式市場でダウ平均は小幅高の一方、ナスダックも上昇している。一旦マイナス圏に沈む場面が見られたものの下値での押し目買い意欲は根強いようだ。ダウ平均とS&P500は最高値を更新しているが、先週のFOMCでの大幅利下げ後の株高の流れは本日も継続している。今後の利下げ幅については様々見方が出ているものの、利下げが米経済のソフトランディングを導くとの楽観的な期待が広がっているようだ。
物色の矛先も広がっている。前日までのS&P500の年初来の上昇率は20.5%程度だが、主要11セクターの中でそのパフォーマンスを上回っているセクターが4業種まで拡大。7月まではITとコミュニケーション・サービスの2業種だけだったが、それが金融と公益にも拡大している。FRBの利下げを期待して、金利に敏感なセクターがここ数週間で上昇しているようだ。
ただ、ストラテジストからは高値警戒感も指摘されており、今後数週間のうちに米株式市場はボラティリティが高まる可能性が高いとの指摘が出ている。先週のFOMC後の市場の勢いを背景に、株価のバリュエーションが徐々に上昇していることを考えると、経済がより速いペースで軟化している兆候を示すような経済指標が出れば、非常に敏感に反応する可能性があるという。
また、期末が接近していることや、10月に入れば大統領選が大詰めを迎え、11月の選挙前の数週間はある程度激しい売買が予想されるとの指摘も出ているようだ。底堅さはあるものの上値にも慎重になるケースも留意される。
ビザ<V>が下落。米司法省の反トラスト局が同社が米国のデビットカード市場を違法に独占したとして、同社を相手取り本日にも提訴する方針だと伝わった。
セールスフォース<CRM>が上昇。アナリストが投資判断を「買い」に引き上げ、目標株価を従来の268ドルから325ドルに引き上げた。
米資産家のマローン氏率いるリバティ・ブロードバンド<LBRDK>が大幅高。同業のチャーター・コミュニケーションズ<CHTR>との株式交換による合併を提案していると発表。チャーターの取締役特別委員会からの合併提案を受けリバティ側が対案を提示したという。
バイオ医薬品のウエーブ・ライフ<WVE>が急騰。同社は、エクソン53スキッピング治療が有効なデュシェンヌ型筋ジストロフィーの男児を対象にした「WVE-N531」療法を評価するFORWARD-53臨床試験の中間結果を発表。有意な改善が見られたとしている。
ビザ<V> 276.80(-11.83 -4.10%)
セールスフォース<CRM> 268.90(+4.69 +1.78%)
リバティ・ブロードバンド<LBRDK> 76.10(+15.06 +24.67%)
チャーター<CHTR> 322.88(-8.74 -2.64%)
ウエーブ・ライフ<WVE> 7.95(+2.61 +48.88%)
アップル<AAPL> 227.57(+1.10 +0.49%)
マイクロソフト<MSFT> 430.34(-3.17 -0.73%)
アマゾン<AMZN> 192.71(-1.17 -0.60%)
アルファベットC<GOOG> 164.44(+1.37 +0.84%)
テスラ<TSLA> 252.43(+2.43 +0.97%)
メタ<META> 563.59(-0.83 -0.15%)
AMD<AMD> 159.02(+2.27 +1.44%)
エヌビディア<NVDA> 120.72(+4.46 +3.83%)
イーライリリー<LLY> 920.43(+1.91 +0.21%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
ダウ平均 42152.56(+27.91 +0.07%)
ナスダック 18076.98(+102.71 +0.57%)
CME日経平均先物 37895(大証終比:+75 +0.20%)
きょうのNY株式市場でダウ平均は小幅高の一方、ナスダックも上昇している。一旦マイナス圏に沈む場面が見られたものの下値での押し目買い意欲は根強いようだ。ダウ平均とS&P500は最高値を更新しているが、先週のFOMCでの大幅利下げ後の株高の流れは本日も継続している。今後の利下げ幅については様々見方が出ているものの、利下げが米経済のソフトランディングを導くとの楽観的な期待が広がっているようだ。
物色の矛先も広がっている。前日までのS&P500の年初来の上昇率は20.5%程度だが、主要11セクターの中でそのパフォーマンスを上回っているセクターが4業種まで拡大。7月まではITとコミュニケーション・サービスの2業種だけだったが、それが金融と公益にも拡大している。FRBの利下げを期待して、金利に敏感なセクターがここ数週間で上昇しているようだ。
ただ、ストラテジストからは高値警戒感も指摘されており、今後数週間のうちに米株式市場はボラティリティが高まる可能性が高いとの指摘が出ている。先週のFOMC後の市場の勢いを背景に、株価のバリュエーションが徐々に上昇していることを考えると、経済がより速いペースで軟化している兆候を示すような経済指標が出れば、非常に敏感に反応する可能性があるという。
また、期末が接近していることや、10月に入れば大統領選が大詰めを迎え、11月の選挙前の数週間はある程度激しい売買が予想されるとの指摘も出ているようだ。底堅さはあるものの上値にも慎重になるケースも留意される。
ビザ<V>が下落。米司法省の反トラスト局が同社が米国のデビットカード市場を違法に独占したとして、同社を相手取り本日にも提訴する方針だと伝わった。
セールスフォース<CRM>が上昇。アナリストが投資判断を「買い」に引き上げ、目標株価を従来の268ドルから325ドルに引き上げた。
米資産家のマローン氏率いるリバティ・ブロードバンド<LBRDK>が大幅高。同業のチャーター・コミュニケーションズ<CHTR>との株式交換による合併を提案していると発表。チャーターの取締役特別委員会からの合併提案を受けリバティ側が対案を提示したという。
バイオ医薬品のウエーブ・ライフ<WVE>が急騰。同社は、エクソン53スキッピング治療が有効なデュシェンヌ型筋ジストロフィーの男児を対象にした「WVE-N531」療法を評価するFORWARD-53臨床試験の中間結果を発表。有意な改善が見られたとしている。
ビザ<V> 276.80(-11.83 -4.10%)
セールスフォース<CRM> 268.90(+4.69 +1.78%)
リバティ・ブロードバンド<LBRDK> 76.10(+15.06 +24.67%)
チャーター<CHTR> 322.88(-8.74 -2.64%)
ウエーブ・ライフ<WVE> 7.95(+2.61 +48.88%)
アップル<AAPL> 227.57(+1.10 +0.49%)
マイクロソフト<MSFT> 430.34(-3.17 -0.73%)
アマゾン<AMZN> 192.71(-1.17 -0.60%)
アルファベットC<GOOG> 164.44(+1.37 +0.84%)
テスラ<TSLA> 252.43(+2.43 +0.97%)
メタ<META> 563.59(-0.83 -0.15%)
AMD<AMD> 159.02(+2.27 +1.44%)
エヌビディア<NVDA> 120.72(+4.46 +3.83%)
イーライリリー<LLY> 920.43(+1.91 +0.21%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美