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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(2):三菱ケミG、フジコーポ、エクセディ

三菱ケミG <日足> 「株探」多機能チャートより
■三菱ケミカルグループ <4188>  932.1円  +16.3 円 (+1.8%)  本日終値
 三菱ケミカルグループ<4188>は4日続伸。英調査会社のクラリベイト<CLVT>が19日、論文の引用回数が多く今後ノーベル賞を受賞する可能性の高い研究者を対象とする2024年の「クラリベイト引用栄誉賞」を発表しており、なかで信州大学の堂免一成特別特任教授ら22人が選ばれた。堂免氏は、太陽エネルギーと二酸化炭素(CO2)で化学品を合成する人工光合成のプロセスの一つであり、太陽光のエネルギーを使って水から水素を直接製造する光触媒システムを開発していることから、「人工光合成」のなかで、特に水素を製造する技術の実現を目的に経済産業省主体で形成した研究組合ARPChemに参画する同社やINPEX<1605>、三井化学<4183>、デクセリアルズ<4980>、フルヤ金属<7826>などに思惑的な買いが入っているようだ。

■フジ・コーポレーション <7605>  2,115円  +35 円 (+1.7%)  本日終値
 フジ・コーポレーション<7605>がしっかり。19日の取引終了後、9月27日付で自社株81万8500株(発行済み株数の4.26%)を消却すると発表したことが好材料視されたようだ。

■エクセディ <7278>  3,205円  +50 円 (+1.6%)  本日終値
 エクセディ<7278>が4日続伸し年初来高値を更新した。19日の取引終了後に関東財務局に提出された変更報告書で、シティインデックスイレブンス(東京都渋谷区)と共同保有者の保有割合が16.62%から17.99%に上昇したことが判明しており、需給思惑的な買いが入ったようだ。保有目的は投資及び状況に応じて経営陣への助言、重要提案行為などを行うこととしており、報告義務発生日は9月11日となっている。

■マクビープラ <7095>  3,020円  +45 円 (+1.5%)  本日終値
 Macbee Planet<7095>が反発。19日の取引終了後、新子会社Macbee eightを設立したと発表しており、好材料視された。新会社は、これまで同社グループが培ってきた成果報酬型のマーケティング領域における知見・テクノロジーを結集した資本参加型マーケティングファーム。マクビープラがこれまでマーケティング支援をしてきた大手企業だけではなく、マーケティング資金に課題を抱えているスタートアップ企業に対しても、資金提供とマーケティング支援を合わせて提供することで、より多くの企業の価値向上に貢献するとしている。なお、同件による当面の業績への影響は軽微としている。

■ゴールドクレスト <8871>  3,345円  +45 円 (+1.4%)  本日終値
 ゴールドクレスト<8871>が反発。19日の取引終了後に関東財務局に提出された変更報告書で、投資会社のストラテジックキャピタル(東京都渋谷区)の保有割合が10.00%から11.03%に上昇したことが判明しており、需給思惑的な買いが入ったようだ。なお、保有目的は純投資及び状況に応じて重要提案行為などを行うこととしており、報告義務発生日は9月11日。

■塩野義製薬 <4507>  6,449円  +56 円 (+0.9%)  本日終値
 塩野義製薬<4507>はしっかり。19日取引終了後、抗インフルエンザウイルス薬「ゾフルーザ」のグローバル第3相臨床試験(伝播抑制試験)で、主要評価項目を達成したと発表した。インフルエンザ患者にゾフルーザを1回経口投与すると、その同居家族または共同生活者の感染リスクが減少することが示されたという。安全性面での新たな懸念は確認されなかったとした。

■コンドーテック <7438>  1,227円  +5 円 (+0.4%)  本日終値
 コンドーテック<7438>が続伸。19日の取引終了後、子会社日本足場ホールディングスが、土木建築用足場などの架け払い工事及び機械器具設置工事を行う上田建設(北海道苫小牧市)の全株式を10月11日付で取得し子会社化すると発表しており、好材料視された。今回の買収は、堅調な需要が見込まれるプラント工事現場など向け仮設足場の架け払い工事の分野における事業基盤を獲得するとともに、コンドーテックグループのテックビルド、東海ステップ及びフコクとの協業を通じて仮設足場工事分野の事業拡大が期待できると判断したという。取得価額は非開示。なお、25年3月期業績への影響は軽微としている。

■フクシマガリレイ <6420>  5,390円  +20 円 (+0.4%)  本日終値
 フクシマガリレイ<6420>が続伸。この日の午前中、10月9日から11日にパシフィコ横浜(横浜市西区)で開催される「再生医療JAPAN2024」に初出展すると発表しており、商機拡大を期待した買いが入ったようだ。同社ブースでは、検体や試料などの保管に使用するマイナス80~マイナス60℃対応の超低温フリーザーや、ノンフロン冷媒R1234yfを採用した小型薬用保冷庫・薬用冷凍冷蔵庫などを出品。また、無人で医薬品を受け取ることができる新発売の受け取り用コールドロッカー半屋外タイプも出品するとしている。

■キヤノンMJ <8060>  4,672円  +7 円 (+0.2%)  本日終値
 キヤノンマーケティングジャパン<8060>は堅調。19日取引終了後、9月30日付で2000万株(発行済み株数の15.26%)の自社株を消却すると発表した。これが株価の下支え材料となった。

■リコー <7752>  1,535.5円  +1.5 円 (+0.1%)  本日終値
 リコー<7752>が堅調推移。旧村上ファンド系とされるエフィッシモ・キャピタル・マネージメントがリコーの株式を買い増していたことが19日の取引終了後に明らかになり、これを思惑視した買いを誘ったようだ。同日、関東財務局に提出された変更報告書によると、エフィッシモの保有比率は17.01%から18.14%に上昇した。保有目的は「投資及び状況に応じて経営陣への助言、重要提案行為等を行うこと」としている。報告義務発生日は11日。

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