【市況】【市場反応】米8月小売売上高、予想外のプラスでドル買い
米ドル/円 <日足> 「株探」多機能チャートより
米商務省が発表した8月月小売売上高は前月比+0.1%と、マイナスに落ち込むとの予想に反し、7月+1.1%に続き2カ月連続のプラスを維持した。変動の激しい自動車を除いた8月小売売上高は前月比+0.1%。伸びは7月+0.4%から予想以上に鈍化し、5月来で最低。国内総生産(GDP)の算出に用いられる自動車・建材・給油・外食を除いたコントロールグループは前月比+0.3%。伸びはマイナスとなった4月来で最低にとどまった。
消費が引き続き底堅い証拠となり、米国債相場は下落し、米10年債利回りは3.6%から3.63%まで上昇した。ドル買いも強まり、ドル・円は140円54銭から141円09銭まで上昇。ユーロ・ドルは1.1144ドルから1.1118ドルへ下落した。ポンド・ドルは1.3225ドルから1.3200ドルへ下落した。
【経済指標】
・米・8月小売売上高:前月比+0.1%(予想:-0.2%、7月:+1.1%←+1.0%)
・米・8月小売売上高(自動車除く):前月比+0.1%(予想:+0.2%、7月:+0.4%)
《KY》
提供:フィスコ