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【注目】前日に「売られた株!」総ザライ ―本日への影響は?―

QPS研究所 <日足> 「株探」多機能チャートより

■QPS研究所 <5595>  1,275円 (-269円、-17.4%)

 QPS研究所 <5595> [東証G]が4日ぶり急反落。11日取引終了後、打ち上げ済みの小型SAR衛星「QPS-SAR」5号機について通信系に不具合が確認され、今後の継続的なサービス運用に支障が生じる見込みになったと発表した。地上からの指令や衛星状態のモニターに関する通信系統のうち、衛星側の送信部に不具合が出ている。宇宙空間における放射線の影響を偶発的に受けた電気系統の故障が原因と考えられるという。これを嫌気した売りが優勢となった。

■モロゾフ <2217>  4,435円 (-90円、-2.0%)

 東証プライムの下落率10位。モロゾフ <2217> [東証P]が続落。11日の取引終了後、25年1月期の連結業績予想について、営業利益を21億2000万円から20億円(前期比19.2%減)へ下方修正したことが嫌気された。売上高は353億7000万円から358億5000万円(同2.6%増)へ上方修正したものの、上期営業利益が計画を下回って着地したことが響く見通しだ。同時に発表した第2四半期累計(2-7月)決算は、売上高164億7000万円(前年同期比4.6%増)、営業利益7億2700万円(同12.8%減)だった。人流の回復に伴い、バレンタインデーやホワイトデーなどのイベント商戦が堅調に推移したことに加え、前期は卵の供給制限により販売を休止していた商品を今期は通常通り販売できたことなどにより売上高は伸長したが、原材料価格の高騰による売上原価率の上昇、賃金上昇による人件費の増加、倉庫や物流などの費用増加が利益を圧迫した。

■神戸物産 <3038>  4,287円 (-64円、-1.5%)

 神戸物産 <3038> [東証P]が続落。11日の取引終了後に発表した24年10月期第3四半期累計(23年11月-24年7月)の連結決算は、売上高が前年同期比11.4%増の3772億8300万円、経常利益は同3.1%減の219億8000万円だった。直近3ヵ月間となる5-7月期の経常利益は約58%減と、大幅減益となったことをネガティブ視した売りが出たようだ。第3四半期累計の経常利益の通期計画に対する進捗率は約67%にとどまった。新規出店効果が出たほか、既存店への商品出荷が好調に推移し、増収となった。一方、7月以降の円高進行に伴い、為替予約による評価損が膨らんだ。

※12日の下落率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋

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